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ドジャースキャンプ初日大混乱 ファン入場できず、監督取材対応なしの異例事態…当日にキャンプイン変更?

スポーツ報知 2025年2月12日 13時0分

 大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)が所属し、昨季のワールドチャンピオンに輝いたドジャースのアリゾナ州グレンデールでのキャンプ初日だった11日(日本時間12日)が、大混乱となった。

 1月25日(日本時間26日)に佐々木らキャンプの招待選手が発表された際には、バッテリー組のキャンプ初日は2月11日(同12日)と発表されていた。メジャーのキャンプはキャンプイン前日が「集合日」として設定されることが多く、選手が集まって身体検査などを行うが、前日10日(同11日)には行われなかった。だが、キャンプ初日が変更になるという発表はなく、広報も11日がキャンプ初日になると説明していた。

 11日は、キャンプインを目に焼き付けようと、午前8時頃からはファンも球場に集まって開門を待って長蛇の列を作っていた。だが、門が開くことはなく、ファンが近くで選手を見ることは出来なかった。わざわざ日本から足を運んだファンもいたが、施設が開かなかったことで帰路につくファンも少なくなかった。報道陣に対しても、この日になって球団は突如、キャンプ初日が12日(同13日)だと発表。そのため、キャンプ中毎日設定されるロバーツ監督の会見も設定されなかった。ファンだけでなく、報道陣も惑わされ続けた。

 練習内容も「キャンプイン」とはほど遠かった。キャンプインしてからは、ほとんどの練習メニューを、ユニホームを着用して行い、アップなどは多くの選手がまとまって行うが、この日は見られなかった。佐々木がキャッチボールを行ったのは、山本がブルペンでの投球練習などすべてのメニューを終えて帰路についてからだったほど、各自の調整にゆだねられた。格好も、日本人選手では大谷と佐々木がTシャツで、山本はブルペン入りしたこともあってユニホームだった。

 とはいえ、バッテリー組の全選手がそろい、キャンプインしたことは間違いない。ロバーツ監督を始めコーチ陣も練習を見つめていた。球団史上初のワールドシリーズ2連覇を狙うドジャースは、バタバタの初日となったが、あす12日(同13日)から本格的にチーム練習がスタートする。

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