Ｊ３アスルクラロ沼津のＭＦ岩崎圭吾（２０）が、初の開幕スタメンを目指している。１６日の鳥取とのリーグ開幕戦（愛鷹）に向けて、１２日は静岡県沼津市内でトレーニング。実戦形式の練習ではセンターバックに入り、最後列からのビルドアップに汗を流した。
静岡県伊豆の国市出身で、中学・高校と沼津の下部組織でプレー。高３時には特別指定選手として３試合に出場し、卒業した２３年にトップ昇格。自身の強みとして「精度の高いキックで攻撃の起点になること」を挙げる。
昨年は東海社会人リーグ１部の岳南Ｆモスペリオへ育成型期限付き移籍して武者修行。サイドバックやボランチなど、様々なポジションを経験して「プレーの幅が広がりました」と振り返った。
オフに中心選手だったＦＷ和田やＭＦ持井らが移籍し、メンバーが大幅に入れ替わった。「チャンスだと思っています。全試合にスタメンで出る自信があります」と若武者は目を輝かせた。
ユース時代の先輩２人が、大学を経て加入したことも心強い。「プレーもやりやすいです」。チームで一番若い２０歳が、実戦を重ねた昨年の経験を生かし、激しいレギュラー争いに参戦する。