◆ACLE▽1次リーグ第7戦 横浜FM―上海申花(12日・日産スタジアム)
5年ぶりに古巣に復帰した横浜FMのGK朴一圭が、大きな存在感を示し、チームを無失点勝利に導いた。
最大の見せ場は前半7分だった。セットプレーの流れから、ゴール右から相手にフリーでシュートを打たれたが「ピンチは絶対に来ると思っていたので、そこをしっかり止めるのが俺の仕事」とビッグセーブを見せて、ゴールを防いだ。
その後もサイドからのクロス対応や、3バックがラインを上げた時に後方に出来るスペースへボールが入った時には前に飛び出してカバーするなど、何度もチームを救った。チームの今季公式戦初戦で先発起用されたこともあり、「あんまり感慨深いとかは正直なかったんですよね」と明かし、「それよりも、勝たないといけなかったし今後、ピッチに立ち続けるためにも一発目がとても大事で、どんなパフォーマンスを出すのかというのは自分自身へのチャレンジだったので、あんまりそこまでACLだとか考えていなくて。今日、自分がチームを勝たせるプレーをしたい、その一点しか考えていなかった」と言う。その答えをピッチで証明したことは誰もが認めるところだ。