安芸高田市の石丸前市長から名誉を傷つけられたとして市議が損害賠償を求めた控訴審で、広島高裁は2024年7月3日、市に支払いを命じた一審判決を支持しました。この裁判は、石丸伸二前安芸高田市長がSNSで山根温子市議から「恫喝された」と主張したことに対し、山根市議が名誉棄損で石丸前市長と市に損害賠償を求めたものです。一審の広島地裁は「どう喝ととれる発言はなかった」として山根市議の言い分を支持した一方、石丸前市長への損害賠償の支払いについては、職務中の行為だったとして市に33万円の支払いを命じました。この判決を不服とした市と山根市議の両者が控訴。7月3日の控訴審判決で広島高裁は「どう喝発言はされなかったものと認めるのが相当」とし一審判決を支持。両者の控訴を棄却しました。判決を受けて山根市議は。
■山根温子市議
「（主張が認められて）安堵とともにうれしい思いでいっぱい」
安芸高田市は「判決文の内容を精査し今後の対応を検討する」としています。
【2024年7月3日 放送】