子どもたちの夏の楽しみのひとつといえばプールですが、夏休みにプールを開放する小学校が以前より激減しています。そのワケを取材しました。
夏休み真っ最中。この日、広島市東区の上温品小学校のプールでは、40人あまりの子どもたちの歓声が響きました。
■女の子
「楽しかった~」
■女の子
Q夏休み何回くらいプール行きたい?
「100回」
■男の子
「コロナが明けてプールできたのがめっちゃうれしいです。コロナの時もやりたいなと思ってました」
今、夏休みにプールを開放する小学校が少なくなっています。広島市立の小学校では2019年度には102校ありましたが、コロナ禍をへて2024年度はわずか12校。
「暑さ」と「監視員の不足」が主な理由だといいます。
上温品小学校でも、以前はPTAが主体となりプールを開放していましたが、コロナ禍以降再開できていませんでした。そこで、保護者と地域の人が協力して監視員を担っています。
■保護者 桃田憲吾さん
「(仕事を)休んでいただいていたり、シフトを変えていただいていたりして監視員に参加しているので、そういう意味でもハードルは高いと思います」
監視員は熱中症の危険度を測定したり、子どもたちの人数を確認したりしながら複数の目で安全を確保します。
■保護者 桃田憲吾さん
「子どもたちが夏ゲームばっかりしているよりも、少しでも外に出てプールで遊んで楽しい思い出を作ってほしい」
安全に配慮しながら夏休みの子どもたちが遊べる場所をどう確保するか。時代の変化とともに、試行錯誤が続きます。
(2024年8月2日放送)
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