広島に原爆が投下されてきょうで79年です。岸田首相は「核廃絶への歩みを止めない」と語った一方で、「核兵器禁止条約」への参加については言及しませんでした。
午前2時半…、平和公園では、夜明け前から祈りの1日が始まっていました。
■被爆者女性(80歳)
「命のある限りに、お参りはさせていただくつもりです」
「子どもにも伝わっていくようにと思って来させてもらっています」
広島市などは今年から、入場規制の範囲を拡大。平和公園に入るため手荷物検査が行われるなど、例年と違う光景となりました。
平和記念式典には、109か国と欧州連合の代表が出席。パレスチナ自治区で戦闘を続けるイスラエルの大使も参列しました。
■黙祷
■岸田首相
「核兵器のない世界への道のりがいかに厳しいものであったとしても、我々はその歩みを止めるわけにはいきません」
式典で核廃絶への思いを語った岸田総理。被爆者から「核兵器禁止条約」への参加を求められると、「核保有国を巻き込みながら、核兵器のない世界を目指す」と述べるにとどまり、条約への参加については言及しませんでした。
【2024年8月6日 放送】
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