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岸田首相 自民党総裁選に出馬しない意向

広島テレビ ニュース 2024年8月14日 19時37分

岸田総理が自民党総裁再選に出馬しない意向を示しました。

決断の理由と広島の反応をまとめました。

■岸田首相

「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことであります。」

出馬しない理由については自民党への信頼回復に向けた「政治家としての決断」だとしました。

■岸田首相

「特に政治と金の問題を巡っては、派閥解消、政倫審出席。パーティー券購入の公開上限引き下げなどの判断について、批判もいただきましたが、国民の信頼あってこその政治であり、政治改革を前に進めるとの強い思いを持って、国民の方を向いて重い決断をさせていただきました。所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として責任をとることにいささかの躊躇もありません。今回の事案が発生した当初から思い定め、心に期してきたところであり、私が身を引くことでけじめをつけ総裁選に向かっていきたいと考えています。」

自身の今後については・・・。

■岸田首相

政治改革、政治資金規正法改正で残された検討項目について、早期に結論を得ていかなければなりません。私の政治人生、そして政治生命をかけて、一兵卒として引き続き、こうした課題に取り組んでまいります。

広島市内では不出馬の意向を伝える号外も配られました。

■女性

「真面目でいい人なのに一生懸命されていたのをよくわかっているから。残念です。」

■男性

「地元で残念であるけど個人的に経済政策とかは失敗とは言わないけどいかがなものかという感じ。」

■男性

「外から見ているイメージとして何しても叩かれている印象しかないので、表にプラスの効果として発言しているのが見えてこないのでこういう流れになっている印象を受ける。」

地元・広島選出の自民党国会議員は・・・。

■平口洋衆院議員

「今まで自民党の評判が悪いこと もあったんですけど、政治資金規正法違反ということ ですから、もうかつてない出来事ですからね、ひたすら謝らなくちゃしょうがないと思うんですけど、 岸田さんもそれを感じられたのだと思いますね。」

自民党県連の会長代理を務める県議会の中本議長は。

■中本隆志広島県議会議長

「自民党の総理総裁、トップとしてけじめをつけていかなければいけないということは、常日頃より私にもおっしゃっておられましたので、 それが今だったのかと。しかしながら、良かったことは ですね、やはりG7の広島サミットを広島で開催されて、大成功に導かれたそして日本の国を全世界にですね、今一度平和の 象徴ということで認識を新たにしてもらったこの前進は大きかった。」

被爆者からは核廃絶に向け、切実な思いです。

■広島県被団協 箕牧智之理事長

「やっぱり核兵器禁止条約だけは 前向きにこれからね進めてほしいと思った矢先ですよ。被爆者はね、高齢化している。被爆者はどんどん亡くなっていく。非常に危機感があるんです私達も。それなりの政治をしてほしいと、それが私たちの願いです。」

【2024年8月14日】

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