Infoseek 楽天

【カープ・野間峻祥選手】打線を引っ張る10年目のシーズン 打率チームトップの要因とは!?

広島テレビ ニュース 2024年8月20日 17時30分

ペナントレースも残り40試合。打線をけん引する野間峻祥選手に、今の思いを聞きました。

カープ 野間峻祥選手

後半戦に入り、打線好調の新井カープ。その中で、いぶし銀の活躍を見せるのが、プロ10年目の野間峻祥選手です。オールスター直後のヤクルト戦から10試合連続安打。ここまで、打率・出塁率の2部門でチームトップの数字をマークするなど、打線を引っ張っています。

■カープ 野間峻祥選手

「三振をできるだけ少なくというか、前にできるだけ(打球を)飛ばして『事を起こす』というか。」

野間の代名詞といえば、追い込まれてからの「しぶとさ」。際どいボールをファールで逃れながら、逆方向へ流し打つスタイルが持ち味です。昨シーズン定着した2番に加え、2019年以降なかった3番での起用も増えている今シーズン。7月5日の中日戦では、プロ初の4番にも座りました。求められる役割が増える中、打撃スタイルにある変化が起きていました。

■カープ 野間峻祥選手

「若いカウントだったりっていうのは、引っ張れるところを待ちながら。」

広島テレビ放送

今シーズン、引っ張る傾向が強く出ている野間。センターから右方向への安打の割合は65%を超え、昨シーズンの数字を大きく上回ります。要因はどこにあるのでしょうか。

■カープ 野間峻祥選手

「まっすぐに対しての空振りが減ったっていうところが、一番かなと思います。元々まっすぐが打てないっていうところが課題だったので、そこをどうしようかっていうところで、ここ数年はずっとやってきた。」

プロ4年目の2018年、主力の負傷離脱をきっかけに、シーズン途中から外野のレギュラーに定着。俊足巧打のリードオフマンとして、球団史上初のリーグ3連覇に貢献しました。しかし、規定打席に到達したのは、このシーズンのみ。投手の高速化が進む中、速いストレートへの対応が課題となっていました。

■カープ 野間峻祥選手

「2021年ぐらいから、少し自分の中でフォームだったりというところを、一からというか、変えていこうと。」

広島テレビ放送

フォーム改造に取り組んだプロ7年目。ボールをぎりぎりまで呼び込み、最短距離でバットを出す現在のスイングの形を確立しました。

■カープ 野間峻祥選手

「まっすぐへの対応が、なんとか前にも飛ぶようになってきて、少しゆとりを持っていけるのかな。」

速球への対応に不安がなくなった今シーズン。これまでより、インパクトのポイントを前に置けるようになったことで増えたのが、長打です。その数は、すでに昨シーズンを上回る15本。5月24日のDeNA戦では、自身3年ぶりのホームランも放ちました。

■カープ 野間峻祥選手

「強く振れるところを待っていたので、その中で角度がついて、たまたまホームランになってくれたのかなという感じです。(新井監督は)笑ってましたね。「どしたんや?」って言われました。」

広島テレビ放送

下半身などのコンディション不良を抱える中、細心の注意を払いながらの起用が続く野間選手。それでも、6年前の優勝を知るプロ10年目の男の存在は、チームに欠かせません。

■カープ 野間峻祥選手

「レギュラーで出させてもらっている以上は、試合に数多く出るのが一番だと思うので。いまね、こういう位置(首位)にいるので、チーム一丸となって、必死になって、最後の最後までゴールテープを切るまで、全力でみんなで頑張ってやっていきたいなと思います。」

【元気丸 2024年8月18日放送】

この記事の関連ニュース