9月に選手権広島県大会の開幕を控える高校サッカーです。この夏、広島の指導者たちが全国の強豪を招いてチームを強化しています。指導者の思いは「生徒の心身の成長」です。
■有田ユリカ
「緑は岡山の作陽、白は鹿児島城西。全国屈指の強豪校が広島に集まり大会が行われています。」
8月18日から始まった「Dawn Cup」。県内8校と県外19校の約700人が参加し
レベルアップを図りました。去年全国初出場の国際学院と対戦したのは、全国制覇経験のある千葉の流通経済大付属柏です。
■広島国際学院高校 上野陽光選手
Q)強豪と対戦してみてどうだった?
「県内では体験できない球際の強さなどを体験できてよかった。」
企画したのは、安芸南の藤井監督と国際学院の瀬越総監督。願うのは「高校生の心身の成長」です
■安芸南高校 藤井潔監督
「高校生をいかに育てるか。育てられる指導者になるにはどうしたらいいかが大きなテーマ。部活から学べることを子どもたちに認識してほしいのは強い思いがある。」
サッカー以外の学びの場も設けました。元サンフレッチェの稲垣選手を講師に招き、競技に対する向き合い方を学びます。
■稲垣祥選手
「理不尽なことに対して、どう自分が向き合って取り組んでいくか。成長のスピードが変わるのは意識していた。」
さらに、参加チームは平和公園や資料館を訪れ、平和都市広島ならではの知識も深めました。
■桐生第一高校 水戸康友選手
「サッカーができているのは当たり前じゃないと気付かされた。全員に感謝の気持ちをもってサッカーをしたい。」
広島の地で交流と学びを深めた高校生たち…。経験を糧にこれからのサッカー人生に生かします。
(2024年8月22日放送)
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