広島市を中心とした広島交通圏で日本版ライドシェアが始まっておよそ3か月。
広島の現状を斉藤国交大臣が視察しました。
斉藤大臣が訪れたのは広島市東区の「つばめ交通」です。
ライドシェアを導入した経緯や運転手不足などの現状を聞いた後、実際に試乗しました。
つばめ交通では、海外からの観光客に対応するため外国人ドライバーを採用し、週に1回、ライドシェアで運行しています。
■斉藤鉄夫国交相
「観光客が増えているのに地域の足がない。バスの減便や鉄道の減便で地域の足がなくなってきている。日本版ライドシェアで交通空白がなくなったと言ってもらえるよう頑張っていきたい」
広島交通圏でライドシェアが始まって3か月。
許可されているタクシー会社は19社、登録ドライバーは55人です。
台数が少ない上、ドライバーも不足しており、時間帯によってはアプリで配車を依頼しても乗車できない状況が続いています。
■つばめ交通 山内室長
「まだ始まって3か月なので効果的な測定はできていない。誰もが移動しやすい広島を目指して老若男女問わず移動に不自由しない社会の実現を目指して努力していきたい」
一方、中国運輸局は今月23日、東広島市などで地元のタクシー会社からの要請によりライドシェアの営業を許可しました。
今後、広島交通圏と共に、配車アプリのデータなどを活用し、促進に取り組むとしています。
【2024年8月26日放送】
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