27日の広島県内は、広島市で最高気温が37℃を超えるなど猛暑は、衰え知らず。
そんな中、三次市の田んぼでは台風10号の接近に備え急ピッチで稲刈り作業が進められていました。
■米農家 藤原好也さん
「水がたまると今度は下が腐り始めたり穂から発芽しだすので、そうすると米の等級が落ちていくので。できたら台風までに刈れるだけ少しでも刈りたいですよね」
こちらの農家ではきょう、1ヘクタール分を収穫。あすまでになるべく多く稲刈りを済ませたいと話しています。
「はよせんにゃ はよせんにゃ」
港でもあわただしく台風に備えます。福山市内海町の漁港では高波や高潮で漁船が流されないよう、地元の漁師たちが船と護岸をロープで結びつける作業に追われていました。
■漁師 兼田行登さん
「今回まともに台風来そうなんで波や高潮で(船が)浸かったりするので、そういうこともなかったらええなあと思うとります」
また、台風で怖いのが「停電」。
広島市内の家電量販店では電池や懐中電灯などを買い求める人が増えています。
なかでも注目されているのがポータブル電源です。防災用品の売り場には、30種類ほどが並びます。
■エディオン広島本店 木野谷英樹さん
「能登半島沖の地震から非常にお客様の問い合わせが増えてきていまして、それからこのたびの九州の地震ですね。お客様の意識が高まっていると感じております」
充電できる容量などによって価格は様々で、売れ筋は、スマートフォンの充電が40回以上できるという、10万円台の商品です。去年の同じ月と比べて2・5倍の売れ行きということで、災害に備える人が増えています。
【2024年8月27日 放送】
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