2018年の西日本豪雨で浸水などの被害を受けた東広島市の民家が雑貨店に生まれ変わり、9月11日にオープンしました。東広島市の人気のない路地。ここを進んだ先にオープンしたのがハンドメイド雑貨のお店「にじいろ商店」です。
■お客さん
「来たことなかったしね。こんな路地があるなんて今初めて知ったんですよ」
店内をのぞくとこの人気ぶり。県内外およそ30人の作家が手がけたあたたかみのある雑貨が並びます。店は築100年は経つという古民家を改装して作りました。長い年月の中で、忘れられない出来事があります。2018年の西日本豪雨です。近くを流れる三津大川が氾濫し、家の中にまで大量の水と土砂が流れ込みました。畳を覆った土砂の跡。一部をあえてそのまま残しました。
■店主 槌橋 純子さん
「安芸津に災害があったって知らない人も多いのでこの家もこうやって被災したんだねっていうのがやっぱり分かったほうがいいのかなと思ってあえて残しております」
家主の女性も店に期待を寄せます。
■家主 本田縁さん
「シーンとしたガラーンとした家が何かこう息を吹き返したような感じがしますよね」
災害の記憶をつなぐ雑貨店として生まれ変わった古民家。町のにぎわい作りに一役買いそうです。
【2024年9月11日 放送】
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