世界遺産の島・宮島で、断水のリスクを軽減しようと海底に新たな送水管が設置されています。その現場と理由を取材しました。
■宮脇 靖知 アナウンサー
「こちらご覧下さい。あの大きなドラムに巻かれているのが送水管です。これにより宮島に安定的に水を送ります」
行われているのは宮島へと水を届ける送水管を海底に埋める作業です。送水管の直径は25センチ長さはおよそ2キロメートルあります。工事は9月16日に宮島側からスタートし、現在900メールほど進んでいます。宮島では従来の送水管と島内の浄水場から合わせて1日平均1500トンの水が供給されています。工事の後は浄水場を廃止し、新たな送水管がその役割を担います。それにより”観光客増加”で心配される需要の拡大分を補います。
■宮島地域コミュニティ 推進協議会 正木文雄 会長
「宿泊施設が増えているので泊まる客も安心住民も経営する側も安心」
■広島県水道広域連合企業団 工務課 黒上 賢一 課長
「島民や住民世界遺産宮島の観光客そこで働く人安全で安心な水を確実に送ることに貢献出来たら」
送水管を埋める作業は9月22日まで行われ、陸上部分の工事も経て2026年から利用が始まります。
【2024年9月18日 放送】
この記事の動画はこちらから再生できます