広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。広島駅につながるペデストリアンデッキについてお伝えします。
広島駅と新駅ビルの開業まで、いよいよ半年と迫ってきました。外観を見ると「完成しているのでは?」と感じられるほど、工事が順調に進んでいました。
また、路面電車が2階に乗り入れる橋梁を支える柱が、しっかり積み上げられているのを確認できました。工事は駅ビルと駅も含めて、現在8割完了しているということです。
新しい広島駅が完成することで、広島駅周辺のアクセスはどのように変わっていくのでしょうか。今回は、歩行者通路『ペデストリアンデッキ』に着目し、通行可能場所と、完成する時期についてお伝えします。
広島駅の完成イメージ図を見ると、2階に乗り入れる路面電車の両サイドに、歩行者用通路があることが分かります。駅前の歩道部分から階段でペデストリアンデッキに上がり、電車と並走して駅に向かうことができるようになります。また、1階の歩道から階段がつながり、2階にアクセスできます。また、建物と接続するので、建物の中からペデストリアンデッキに行くこともできます。
広島駅周辺を上空から表した地図を見ると、青色で示されているのがペデストリアンデッキで、すでに完成してる部分も含まれます。先述の路面電車を挟んだ2本の歩行者用通路は、広島駅からのエールエールA館に、そして、広島駅からビッグカメラなどが入るBIG FRONTひろしまにつがるように整備される予定です。完成は、広島駅完成1年後の2026年度末を予定しているそうですが、工事の状況次第では、工事をしている途中でも、暫定共用で通行ができる可能性があるということです。
そして、広島駅の南側から東西につながるペデストリアンデッキも整備されます。こちらはすでに工事が進んでいます。まずは、広島駅の西側にあるJPビルと広島駅を結ぶ場所です。バス乗り場のすぐ上の辺りからJPビルにつながります。外から見ると、すでに完成しているかのように見えますが、通行できるのはもう少し先ということです。駅西エリアも飲食店で賑わっていることから、つながることで回遊性が増して一帯が賑わうことが期待されています。
続いて、東側の広島駅と蔦谷家電などが入るエキシティを結ぶ場所です。マツダスタジアムからカープロードを通って広島駅に向かって歩くと、正面に橋桁が見えてきます。 この部分がペデストリアンデッキになります。直接2階の電車乗り場に行けるようになることから、カープの試合観戦後などで広島駅を使う場合は、行きも帰りもスムーズになり、とても便利になります。
広島駅とJPビル、広島駅とエキシティを結ぶペデストリアンデッキは、広島駅そして駅ビル『ミナモア』が完成する2025年春を目指して、工事を進めているということです。ペデストリアンデッキが完成することで、周辺からのアクセスもより便利になります。今後の新しい情報に注目です。