きょう(19日)は”彼岸の入り”ですが、厳しい残暑が続いています。この暑さは季節に合わせて商品を出す和菓子店にも影響が出ています。
広島市内にある和菓子店では栗や鳴門金時など秋の味覚の商品が並びますが、売れ行きは芳しくありません。
■天光堂 田川 敦通 社長
「毎年おいしい月見団子をつくっているが、今年は暑さの影響があって売れ行きが悪かった」
例年人気の商品で、中秋の名月に合わせ50個ほど用意しました。いつもは完売しますが、今年は動きが鈍く、商品の3割は売れ残り、値下げして販売しました。
■宮脇靖知キャスター
「一方で、夏の商品であるわらび餅が人気です。本来であれば9月上旬までの販売ですが、今年は今の時期も売れ行きは好調だということです。」
19日の県内は府中市や安芸太田町加計で37℃を超えたほか、広島市中区では最高気温が35.7℃となり、観測史上もっとも遅い猛暑日記録を更新しました。
19日は暑さもやわらぐとされる彼岸の入り。20日からおはぎの販売を始めますが、売れ行きを考慮し例年よりも数を3割減らす予定です。
■天光堂 田川 敦通 社長
「和菓子は季節の先取りをするので一日も早く涼しくなって、お茶もコーヒーもおいしくなれば自分たちも作りがいがある」
県内は20日も猛暑日になる見込みで、暑さへの備えが必要です。
(スタジオ)
■宮脇靖知キャスター
安芸太田町加計で39.5℃(8月15日)、これは中国地方でも観測史上最高となりました。そのほかにも今年最高気温を更新気温したのが、
広島市中区 38.7℃
尾道市生口島 37.8℃
三次市 38.5℃
神石高原町油木 34.9℃
広島市の猛暑日日数、8月・9月でこれだけありました。どれだけあったのかというと、8月は26日、9月もすでに10日、いずれも過去最多の日数です。あす(20日)も猛暑日の見込みなので、引き続き注意が必要です。
(2024年9月19日放送)
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