「NEVER AGAIN つなぐヒロシマ・折り鶴プロジェクト」で紹介するのは、総会が開かれている国連の軍縮部門トップを務める、中満泉事務次長のメッセージです。
アメリカ・ニューヨークで開かれている「国連総会」。ガザ地区での戦闘やロシアによるウクライナ侵攻などについて議論を交わしています。
軍縮部門のトップを務める中満事務次長。核を巡る世界情勢に危機感を募らせています。
■中満泉事務次長
「核の使用の威嚇という問題が今あるそこに実際に現実に存在している大きな問題として出てきたわけです」
「絶対に戦争をしてはいけないということを核兵器保有国のリーダーたちは言っているが、それを再確認していくこと。核の威嚇というのは決して許されるものではないということを明確に打ち出していくこと。それが一番の緊急の課題であるというふうに私達は思っています」
被爆地が果たすべき役割については。
■中満泉事務次長
「今の被爆者の方々の平均年齢も86歳ということで、こういった声を決して絶やさないことが重要かなと思う。決してこのような惨禍を2度と繰り返さないようにするために、何をしたらいいのかということを考える場でもあり、覚悟を新たにする場と。そういった意味合いがますます強くなってきてるのかなというふうに思います」
中満さんが、折り鶴に込めたメッセージは。
■国連 中満泉事務次長
「平和、シンプルに平和という一言で。各国直接対話がなかなか難しい。直接関与していくことが難しいというような状況もずいぶん出てきていますので、舞台裏で共通項を探して、各国対立している国々の間を取り持つこと、メッセージを橋渡ししていくこと、そういった活動を国連としてや らなければいけない」
《2024年9月20日放送》
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