平和公園周辺の台風などによる高潮対策を検討する初会合で景観に配慮した対策について話し合われました。
広島市で開かれた会合には中国地方整備局やまちづくりの専門家が出席しました。
平和公園周辺を流れる元安川と本川は護岸の高さが低く、台風などによる高潮被害が懸念されます。しかし原爆ドームや慰霊碑が点在するため専門家の意見をふまえて景観などに配慮した計画を進める方針です。きょうは、護岸を30センチから2メートル程度高くする必要があることなどが共有されました。
■検討委員会委員長 東京工業大学中村良夫 名誉教授
「ランドスケープ(景観)の問題、水害をなくすという問題もある市と国が一緒にやってほしい。市民がぜひ後押ししてほしい」
第2回の会合は2025年年1月から3月ごろ開催予定で現地調査の実施も検討されます。
【2024年9月24日 放送】
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