自民党の石破新総裁は、衆議院の解散総選挙を10月に行うと表明しました。立候補を目指す議員たちは早期の解散をどのように受け止めたのでしょうか。
■自民党 石破茂 総裁
「10月27日に解散総選挙を行いたいと考えております」
9月30日午後、自民党の石破総裁は、条件が整えば衆議院を解散し、10月27日投開票の日程で総選挙を行う意向を正式に表明しました。10月の総選挙について、広島選出の国会議員は…。
■立憲民主党 佐藤公治氏
「私は総理になってから話すべきことであり、そういう話がでるべきである。あまりにも先走った状況はいかがなものかと・・・」
苦言を呈したのは広島5区から立候補予定の立憲民主党の現職・佐藤公治氏。前回、県内で唯一、自民党候補を破りました。
次期選挙戦は、党の新代表となった野田氏の下、政権交代を目指す戦いと位置づけます。
小選挙区が7選挙区から6つになる広島。佐藤氏が立候補予定の広島5区は旧6区を引き継ぎ、尾道市、庄原市、世羅町など県を南北に貫く7つの市町が対象です。
区割り変更でこれまで3つの選挙区に分かれていた三原市の全域も対象となり、新たに尾道市瀬戸田町が加わります。
■立憲民主党 佐藤公治氏
「本郷町、大和町、瀬戸田町に力を入れて活動してきたつもりだがまだまだ不十分な状況だと思います。新人候補として思いや考え、引き続き皆さま方にお願いをして訴えていきたい」
一方、自民党選出の議員は、早期の総選挙を前向きにとらえます。5区から立候補予定で前回は、比例で復活した小島敏文氏です。
■自民党 小島敏文氏
「それ(区割りの変更)はしょうがない、人口で選挙区を変えていくのだから。誠心誠意走り回って、皆さんの意見を聞いて回る」
5区には、共産党から猪原真弓氏も立候補を予定しています。
■共産党 猪原真弓氏
「広島5区の中、どこにでも日本共産党の活動者がいるということを伝えていくことも
私の大きな活動だと思います」
■従業員
「今日が最終日なので、ふみきゅん焼きいかがですか?」
岸田総理の似顔絵が人気だったどら焼きの「ふみきゅん焼き」。販売する呉市の蜜屋は、岸田政権の終焉とともにふみきゅん焼きの販売を終えます。
■蜜屋 明神明子さん
「G7などで大変盛り上がりもありましたので、3年間販売させて頂いてとっても感謝しております」
どら焼きの売れ行きも政権の支持率によって影響を受けてきました。次期選挙で国民の信頼を取り戻すことができるのか。真価が問われる戦いが始まります。
【2024年9月30日放送】
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