去年のG7サミットで世界に発信した広島の食をさらに盛り上げようと、県のプロジェクトの決起会が開かれました。
■宮脇アナウンサーリポート
「広島の食を知る人たちが一堂に会し名刺交換が行われています。」
生産者や料理人自治体の職員など、100人を超える参加者が顔を合わせ交流を深めます。
県庁で開かれたのは去年のG7サミットをきっかけに始まった「おいしい!広島」プロジェクトの決起会です。
サミットで世界に発信した広島の食材や食文化を県民一人ひとりが盛り上げ、県をあげてブランド化することを目的としています。
会場では瀬戸内の魚と日本酒を組み合わせる企画や広島和牛を使ったグルメフェアなど、広島の食の魅力を伝える取り組みを紹介しました。
■湯崎英彦知事
「このプロジェクトを県民運動に発展させて盛り上げていくことで広島のブランドイメージを広島と言えばおいしいというブランドイメージに高めていきたい」
今後は広島の食材を使った商品の開発やイベントを通して、プロジェクトを盛り上げていくとしています。
【スタジオ】
プロジェクトの中で注目は、「ガストロノミーツアー」です。その土地の習慣・伝統・歴史によって育まれた食材や食文化に触れるツアーのこと。
去年は料理店のシェフを招いて比婆牛ツアーを庄原で開催。生産の現場だけでなく比婆牛のルーツとなる雄牛を育てていた施設を見学しました。新たな発想でのメニュー開発に繋がったり、生産者は自らの仕事に誇りを持てるようになりました。
今年は12月に県外の人を招いて開催します。広島の食の魅力を様々な角度から発信していく取り組みが、今後、目白押しとなりそうです。
【2024年10月2日】
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