視覚障害のある子どもたちが広島市内の川でボードを漕ぐウォータースポーツ、「SUP」に挑戦しました。
広島市中区の本川に集まった視覚に障害のある子どもたち。
挑戦したのは、板の上に立ち水かきを使って漕ぎ進む「スタンド・アップ・パドルボード」。「SUP」と呼ばれるウォータースポーツです。
日本ブラインドサッカー協会が企画し、広島で障害がある人のスポーツ教室などを開催する「はなまるキッズ」が協力。初めて実施されました。
■日本ブラインドサッカー協会 高山ゆずりさん
「視覚障害の子たちの運動機会の少なさというのは課題として出ていた。スポーツすることを好きになってもらって、社会に出たときのひとつのいい経験になってほしい。」
この日参加したのは、強度の弱視だという中学生と小学生。最初は不安定な板におそるおそるでしたが、すぐにひとりで長距離を漕いだり、立ち上がることができるようになりました。
■参加した中学2年生
「最初は怖かったけど、やってきたら慣れてきました、楽しかったです。」
■参加した小学6年生
「自分でコントロールしながら行くのがいいなと思いました。またやりたいです。」
■はなまるキッズ 加地信幸 代表
「もっとやりたいがあったので、上達につながったんだろうな。びっくりしました。こんなの怖くてできないじゃなくて、やればできるよっていう場を、少しでも提供したい。」
「はなまるキッズ」は今月26日にも、重度の障害がある子どもたちが「SUP」に挑戦する教室を開く予定です。
【2024年10月2日放送】
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