平和に貢献した個人や団体を称える「谷本清平和賞」に、アメリカ兵捕虜の調査で知られる被爆者の森重昭さんが選ばれました。
ことしで36回目となる「谷本清平和賞」を受賞したのは、被爆者の森重昭さん(87)です。森さんは、被爆死したアメリカ兵捕虜の調査を約50年続けてきました。そして、12人の身元を特定し、2016年には当時のアメリカのオバマ大統領とも対面しました。国境を越えて平和を訴える森さんの活動が評価されての受賞です。
■ヒロシマ・ピース・センター 鶴衛 理事長
「原爆の悲惨さに国境はないんだということで、少しでも戦争をなくすことに貢献したいという強い意欲を私に語ってくださいました」
授賞式は、11月17日に広島市内で行われる予定です。
(2024年10月3日放送)
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