広島県内の企業などでも近年、被害が確認されているサイバー攻撃に対応しようと、広島市に研修施設ができました。
広島市南区に開設されたのは、「サイバージム広島アリーナ」。
サイバー攻撃を受けた際の対応などを学べる中四国地方で初の研修施設です。
■小田成実記者リポート
「こちらが実際にランサムウェアに感染したと想定される画面です。"ハッキングされました"と表示されていて、24時間以内にビットコインで支払うように要求されています」
研修ではシステムを使用できなくし、復旧を条件に金銭を要求するランサムウェアなどさまざまなサイバー攻撃を実際に体験することができます。
警察庁によると、ランサムウェアの被害は2024年の上半期だけで114件確認されています。4年前と比べ5倍以上の増加です。県内では、2024年2月、流通大手のイズミが、ランサムウェアの攻撃を受け、発注システムなどに被害が出ました。
■ひろぎんITソリューションズ 柳田剛 社長
「電子機器を扱っている場所には、サイバー犯罪の脅威がありますから、いろいろな団体・企業に(施設を)活用していただければ」
施設は、研修だけでなく、サイバー攻撃に関する相談にも対応するということです。
【2024年10月7日放送】
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