福島第一原発の事故で、避難した住民らが損害賠償を求めた訴訟で広島地裁は10月16日、国への訴えは棄却し、東京電力に一部の支払いを命じました。
訴えたのは福島第一原発の事故で、広島県内に避難した15世帯37人です。原発事故を予見できたにも関わらず対策を怠り、避難生活を余儀なくされたとして住民らが国と東京電力に合わせて4億700万円の損害賠償を求めていました。
広島地裁は判決で「想定される地震よりもはるかに規模が大きく海水の浸入は防げなかった可能性が高い」などとして国への訴えを棄却。一方で、東京電力に対しては避難との因果関係を認め、一部の原告らに合わせて2412万円を支払うよう命じました。
【2024年10月16日 放送】
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