広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。澤村優輝アナウンサーが、2024年で開業30周年を迎えるアストラムラインの「アストラム秋のファンまつり」についてお伝えします。
開業30周年記念のイベント!
広島高速交通・通称「アストラムライン」は、1994年に開業しました。ゴムのタイヤで走ることから、音が小さく天気にも強く、広島市民の生活を支え続けている路線です。これまでの30年の感謝の思いを込めて、本社の敷地を開放して「ファンまつり」が開催されます。
10月19日(土)と20日(日)の見所は「普段は乗れないアレに乗れちゃう!?」「普段は買えないアレが買えちゃう!?」です。それぞれ、この2日間にしか体験できないものがあります。
普段は乗れない「アレ」って!?
ファンまつりでは「乗車体験」ができます。アストラムラインが車両基地を公開することは、初めての試みだそうです。現役車両の運転台に実際に乗ることができ、写真撮影もできます。また、非常時に使用するはしごから降りることもでき、非日常の体験だけでなく、災害時の予習にもなるかもしれません。
さらに、存在を知らない人も多いと思われる秘密の車両「保守作業車」に乗ることができます。普段は、運行がない深夜の時間帯に起動の保守点検を行っています。地下区間のトンネルの点検も、この車両を使って行います。
イベントでは、保守作業車が基地の中を走り、さらに乗ることができます。また、通常は見ることができない車内の風景や、職員による運転の様子を見学できます。
■広島高速交通工務課 松本稔弘さん
「普段はお見せできない所を見て、体験して頂きたいと思い企画しました。」
■広島高速交通電気課 岡本龍大さん
「アストラムラインの、いろんなところを見てください。」
「保守作業車に乗れる!」は、小学生以上が対象です。午前10時30分から午後2時まで、各日全8便で、定員5人となっています。午前10時から、会場で整理券を配布します。詳しくは職員にご確認ください。
そして、大人も楽しむことができるアストラムラインのミニトレインや、消防車両やパトカー、地域を走る路線バスが集合します。沿線の美味しいものを集めたマルシェも行われます。今回のイベントは、地域の行政や企業の協力によって行われます。地域とアストラムラインの結びつきの強さだけでなく、イベントを通して、アストラムラインのいろんなことを知ることで親しみも深まり、アストラムラインに乗ることが、さらに楽しくなりそうです。
普段は買えない「アレ」とは…!?
イベントでは、ここでしか買えない特別な商品として、引退した車両の部品が販売されます。同じものは2つとない風合いも含めて、貴重なつり革や、目の前が運転席に早変わりしそうな「マスターコントローラー」と呼ばれるアクセル・ブレーキのレバーがついたパーツ、竹でできている路面の雪を払う「融雪ブラシ」などがあります。「融雪ブラシ」は、最新車両では樹脂で作られていることから、見る人が見れば歴史を感じるお宝だそうです。
そして、アストラムラインの30周年の記念グッズとして、Tシャツやクリアファイル、さらには、ユニクロとコラボしたオリジナルTシャツに、トートバッグも販売されます。
盛りだくさんの『アストラム秋のファンまつり』
『アストラム秋のファンまつり』は、10月19日(土)・20日(日)の午前10時から午後3時まで、アストラムラインの長楽寺駅から徒歩4分のアストラムライン車両基地で行われます。当日、駐車場はありません。
長楽寺駅の構内で、限定パッケージの「うまい棒」の引き換え券が配られます。各日2000名先着です。この日限りの企画が盛りだくさんです。 アストラムラインの感謝の思いを、是非受け止めてください。