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「政治とカネ」広島でも逆風 県内6つの選挙区のうち2つで野党が勝利

広島テレビ ニュース 2024年10月28日 20時16分

広島でも与党にとって厳しい選挙戦となりました。

「政治とカネ」の逆風は保守王国・広島にも強く吹き、県内6つの選挙区のうち、2つで野党が勝利しました。

■維新・空本誠喜氏

「おはようございまーすおはようございまーす」

当選から一夜明けた28日朝。

東広島市の街頭で感謝を伝えていたのは、日本維新の会の空本誠喜さんです。

■維新・空本誠喜氏

「向こうは数百人でやってるじゃない。こっちは4、5人でやっていて、あと支援者の人がポスター貼りを一生懸命かき集めてくれてみんなでやってくれたって感じでしょ。そこです」

与野党一騎打ちとなった広島4区。空本さんは自民党候補と激しく競り合いわずか2000票差で、当選を果たしました。

■維新・空本誠喜氏

「自民党の今のカネと政治の問題にまつわる様々な問題、それに対する怒りそれが私自身受け皿となって議席を獲得することができたのかと」

一方、自民党の前職・寺田稔さんは「政治とカネ」の逆風を受け、小選挙区で敗北。

比例での復活当選となりました。

■自民・寺田稔氏

「しっかりと小選挙区で勝つ、これは最低限の使命であり責務であったわけでございますが私の不徳の致すところでございます。本当に申し訳なく思いますとともに慚愧の念に堪えません」

県内の6つの小選挙区では、4区と5区で野党が議席を獲得。

与党は4人の当選にとどまりました。

広島2区の自民党、平口洋さん。前回の選挙では投票が締め切られてすぐに当選確実が出ましたが、今回は深夜のバンザイに。

■自民・平口洋氏

「"自民党にお灸をすえるから入れないよ"という人がいたし握手をしていても拒否する人もいたから"前回とは全然違うな"という感じはした」

広島5区で立候補した自民党の小島敏文さん。重複立候補をしない「背水の陣」で臨みましたが、野党候補に大きく差をつけられ敗れました。

■自民・小島敏文氏

「本当にもうあの、申し訳なく思ってますと同時に感謝感謝の一言です。後援者の方とも話をして今後どうするか、また考えてみたいと思っています」

■公明・斉藤鉄夫氏

「おはようございます。ありがとうございました」

公明党の候補も裏金の逆風にさらされました。

自公連立の要として広島3区に立った国土交通大臣の斉藤鉄夫さん。

野党候補の猛追を受け、苦しい選挙戦となりました。

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