去就が注目されていたカープの九里亜蓮投手が国内外の球団と交渉できる海外フリーエージェント権を行使することを、きょう表明しました。カープへ入団し11年。九里投手の軌跡を振り返ります。
会場入りノイズ九里亜蓮「この度、FA権を行使することに決めました。」
■九里亜蓮
「今言えることに関しては、とりあえず、本当にどういう決断をしても(球団が)背中を押してくれる ということだったのでFA権を行使するという結論に至りました」
「入団してから11年間、本当にいろんな方に支えられてやってこれたと思いますし、いろんな方に感謝の気持ちが1番強い。」
この決断に街の反応は。
■70代女性
「さみしいですよね。今まで活躍してくれたからいてほしいですね」
■20代男性
「ケガしないと思うので強さいかして頑張ってほしい」
■20代男性
「どこに行っても名前が聞けたら 広島の人が頑張っているなと思えるので頑張ってほしい」
■30代女性
「活躍してまたカープに戻ってきてカープ盛り上げてもらったらうれしいですよね」
2013年ドラフト2位で入団した九里亜蓮投手。
ルーキーイヤーは開幕ローテーションに名を連ねると開幕2戦目のドラゴンズ戦で先発。6回を投げ1失点の内容で球団では62年ぶりの開幕カード新人先発・初勝利。球団の歴史に名を残すデビューでした。
「点を付けるとしたら何点くらいになりますか?100点です!」
2年目と3年目は主に、中継ぎとしてシーズンを送った九里投手。4年目の2017年は開幕ローテーションに入ると、先発として5勝。シーズン途中から中継ぎへ回るなどフル回転の活躍でチームの連覇に貢献しました。
先発投手として初めて1年間ローテーションを守り抜いた2020年はチーム2位の8勝をマーク。
さらに背番号を11に変え挑んだ2021年は自己最多の13勝をマークしてセ・リーグ最多勝に輝き念願の初タイトルを手にしました。
そんな九里投手を語る上で欠かせないのは「タフさ」です。2017年から8年連続で100イニングを超える登板を重ねます。
2023年はリーグトップのイニング数を投げると。2024年のシーズンは初の開幕投手としてローテーションを支えました。
カープに11年在籍し積み重ねた白星は71勝。気迫の投球で投手陣を支えたタフネス右腕は夢のメジャーリーグも視野に新たな一歩を踏み出します。
【2024年11月12日 放送】