広島地裁が県に設置許可の取り消しを命じた三原市の産業廃棄物処分場を巡り、地元住民らは13日、県に控訴の断念などを改めて求めました。
県に陳情書を提出したのは、三原市の本郷処分場建設差し止め訴訟の原告の住民ら4人です。原告は設置許可の取り消しと、処分場の排水が流れ込む日名内川の水質汚染の原因究明を求めました。
処分場では今年8月、基準値を上回る鉛が検出され、県は業者に改善措置を命じ、9月には工事の再開を許可。しかし先月、処分場の2か所の浸透水を調査したところ、基準値の7.5倍の汚れが検出されました。
■要望書を提出した住民
「県の受け止めは甘い」
原告は改めて県に控訴の断念も求めました。
(2024年11月13日放送)
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