13日夜、広島市内の飲食店で店舗の一部を焼く火事がありました。けが人はいませんでしたが、現場は商店街の一角だったこともあり、一時騒然としました。
火事があったのは、JR横川駅近くの商店街にある焼き鳥店です。消防などによると、13日夜9時ごろ「建物から爆発音が聞こえた」などと通報が相次ぎました。火は約1時間半後に消し止められ、店舗の一部が焼けましたが、けが人はいませんでした。消防などは何らかの原因でフライヤーに火がついたとみて調べています。
■訓練のようす
「火事だー火事だー」
一方、木造の建物が密集するJR広島駅そばの通称「エキニシ」地区では消防訓練が行われ、店舗関係者約40人が参加しました。
「エキニシ」地区で3年前に発生した火災は、27棟が全半焼するなどの被害をもたらしました。出火原因は今も不明です。
きょう(14日)の訓練では、火事の発見から通報、初期消火に至る流れを改めて確認しました。
■駅西商業センター自治会 田中伸弥 会長
「きのうも横川の地区で飲食店からの出火があったので、出火したときの初動消火、その訓練がいかせたらいいなというので、これを続けていきたい」
~スタジオ~
■長島清隆 解説委員
「昨夜の横川の火災も商店が密集しているところでしたので、あわや3年前のエキニシのようになるのではと心配されました。空気が乾燥する時期を迎え、火災が発生しやすくなっています。こちらは月ごとの火災の発生件数を表したグラフですが、やはり10月から年末にかけて、火災の発生が増えてきます。消防では、冬場の火の元の取り扱いには十分注意するよう呼びかけています。
(2024年11月14日放送)
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