広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。2025年3月に開業する広島新駅ビルとつながる商業施設『エールエールA館』についてプレゼンします。
広島新駅ビルとペデストリアンデッキでつがるのが、向い側にある「エールエールA館」と「BIG FRONTひろしま」です。ペデストリアンデッキは、それぞれの建物の2階につながり、2026年度末の完成を予定しています。
ペデストリアンデッキが完成することで、これまでつながっていた地下通路だけではなく、地上2階のペデストリアンデッキからも通行でき、駅周辺一帯の回遊性が向上します。今回は、広島駅と共に賑いの拠点として盛り上がりを見せている、駅周辺の商業施設『エールエールA館』について紹介します。
『エールエールA館』は1994年4月に開業し、2024年で25年を迎えました。百貨店の福屋や書店が入っており、2026年春には広島市中央図書館が入る予定です。
元々この場所は、木造の建物が立ち並んでいました。再開発組合が発足したことで、陸の玄関口・広島駅のすぐそばにふさわしい商業施設が誕生しました。
『エールエールA館』という名称は、公募で国内外から集まった5000点のアイデアの中から決まったそうです。広島駅南口再開発エリアの区分けで「Aブロック」にあたる地区の愛称が「A館」で、「大空に羽ばたき、世界の人々に声援やエールを送る、優しいまち」という意味が込められています。
10月には、地下1階の食品売り場・通称「デパ地下」が、中四国初登場の『TAVELT(たべると)』として、15年ぶりにリニューアルオープンしました。日常の暮らしに寄り添った商品を提供できる場所として、およそ8000点を取り扱っています。
こだわりの輸入菓子や個食用のお菓子に力を入れているということです。ドライフルーツやナッツの専門店、カフェスペースを新たに備えたベーカリーがあります。
また、惣菜やスイーツコーナーのリニューアルも予定しており、2025年3月には、お惣コーナーの店舗数は倍になるそうです。そしてスイーツコーナーは4月に、地元から全国まで揃う「デパ地下スイーツ」を楽しめる場所にパワーアップする予定です。
5階には、スポーツ用品店『XEBIO(ゼビオ)』がオープンします。『XEBIO(ゼビオ)』には、人気のアウトドア関連グッズからスポーツウェアはもちろん、通勤客も利用することを見越して、ゴルフクラブの試し打ちができるスペースも備えるとのことです。また、サンフレッチェ広島や広島ドラゴンフライズなど、広島のプロスポーツのグッズも展開されることから、広島のスポーツを盛り上げる場所となりそうです。さらに、カープグッズ売場もリニューアルされ、取り扱う商品を増やすなど、豊富な品ぞろえになるということです。『XEBIO』とカープグッズ売り場は、11月14日にオープン予定です。
福屋広島駅前店の店長・鈩前(たたらまえ)浩二さんは「これまで駅は、通過点だった。ただ、今後商業ビルができて、福屋にも人の流れが生まれてくると思うから、新たな賑いに期待している。」と話し、2025年春開業の広島駅にも期待を寄せていました。