国内外の話題作や、広島ゆかりの映画などを紹介する「広島国際映画祭」が広島市内で始まりました。
広島市中区の「NTTクレドホール」で開かれた開幕式。上映される作品の監督や出演者らがレッドカーペットの上を歩いて入場しました。映画祭では広島ゆかりの映画など10の国と地域の25作品が上映されるほか、短編コンペティションも行われます。
イベントは、映画を通じて広島を世界に発信するのが目的で今年で16回目となります。
■藤井道人監督ON
「広島国際映画祭2024開幕です!」
チケットは1日券が3000円で、24日まで開かれています。
一方、今月9日、広島市内の映画館で開かれていた舞台挨拶。登壇したのは広島市出身の映画監督森ガキ侑大さんです。
大学生のときからドキュメンタリーを制作していた森ガキさん。コンテストで評価されたことをきっかけに映画監督を志します。
そして、およそ4年かけて制作した映画をふるさと広島で上映しました。
映画「愛に乱暴」は「悪人」「怒り」で知られる人気作家・吉田修一さんの同名小説を森ガキ監督が映画化。女優・江口のりこさんが演じる主人公の平穏な日常が乱れ始めやがて暴走していくヒューマンサスペンスです。「愛に乱暴」は、22日から始まった「広島国際映画祭」でも上映されます。
■森ガキ侑大監督
「広島の人たちに見てもらうのは一番うれしいので広島での映画祭での上映はうれしいですね」「映画はライブに近いというか自分がつくった映画を見てる人と一緒に見たりとかどういう表情で見ているかそこが映画の醍醐味だと思うのですごく幸せな時間です」
舞台挨拶には同級生も駆けつけ、エールを送りました。
■同級生「15年ぶりに会ったけどまったく変わっていません。広島なので広島をアピールできる映画をつくってほしい」
■森ガキ侑大 監督
「平和だったり原爆をテーマとした作品は祖父母も戦争を体験しているので広島で生まれ育った自分としてはそれ(平和原爆をテーマとした作品)をつくらずに死ねない」
森ガキ監督は映画祭でもトークイベントを行う予定です。
【2024年11月22日 放送】
この記事の動画はこちらから再生できます