安佐動物公園で国内初の妊娠が確認されたマルミミゾウの現在の様子が公開されました。おなかの赤ちゃんも順調に育っているようです。
■宮脇リポート
「あちらにいるのがマルミミゾウのメイちゃんです。元気な様子です。」
安佐動物公園で飼育されているマルミミゾウの「メイ」は2024年8月、国内では初となる妊娠が確認されました。
3か月が経ち、月に2回行われるエコー検査の様子がきょう公開されました。「メイ」を刺激しないよう離れた場所からの撮影です。
■安佐動物公園 獣医師 野田亜矢子さん
「心臓も赤ちゃんも大きくなった。50センチくらいの大きさに育っているのでは。」
マルミミゾウは、アフリカに生息する小型のゾウで、 飼育されているのは世界で3頭のみ。そのうち2頭が安佐動物公園にいます。
現在25歳の「メイ」は高齢での出産となる上、園にとっても初めての経験のため、日々の検査にも力が入ります。
■安佐動物公園 獣医師 野田亜矢子さん
「今回、身を乗り出さないと背骨が見えないところまで成長していたので」赤ちゃんの成長を実感しました。見えればすごくうれしい。赤ちゃんが無事成長しているこ とがわかるので。」
性別はまだ確認されていませんが、順調に育てば2025年の8月以降に出産を迎える予定です。
出産と子育てを応援しようときょうからクラウドファンディングが始まりました。
第一目標は900万円です。出産のための費用として予定日を正確に予測するための装置や、遠隔でも監視できるカメラの設置。生まれたあとの成長のためにミルク代や暖房器具の購入が予定されています。
第二目標まで到達すればミルク代・2年分が追加されます。リターンとしてはグッズやバックヤードツアーが企画されています。
応援するためのクラウドファンディングは2025年1月までとなっています。
【2024年11月26日 放送】
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