海上自衛隊・呉基地所属の護衛艦が山口県沖で座礁した事故で、国の運輸安全委員会は当時の艦長らが「海図を確認しなかった」などと原因を指摘しました。
この事故は2023年1月、山口県周防大島沖で海上自衛隊呉基地所属の護衛艦「いなづま」が試験運航中に座礁したものです。国の運輸安全委員会が公表した調査報告書によると、当時の艦長は試験運航が早く終わることを理由に、その後、予定していた訓練の海域を急遽変更。海図などを確認せず、事前に安全性を検討していなかったと指摘しました。そして、水面の下にある岩に気づかず航行を続けたことが原因としています。
事故を巡っては2024年1月、柳井簡易裁判所が当時の艦長ら3人に対し、罰金の略式命令を出しています。
(2024年11月28日放送)
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