広島県廿日市市内の中国道で27日起きた、工事中の作業員5人が死傷する転落事故で、警察は28日、実況見分をおこない、業務上過失致死傷の疑いも視野に調べています。
27日午後3時半過ぎ、広島県廿日市市吉和の中国道下りで、改修工事中に足場が崩れました。警察などによると、男性作業員5人が約20メートル下に転落し、年清友浩さんと、インドネシア国籍のトリス・リズキ・アクバル・レフォルマンシャーさんが死亡。3人が重軽傷を負いました。NEXCO西日本によると、現場での作業は今月23日に開始。当時、現場には9人がいて、橋の床面を取り替える工事のため、吊り下げ型の足場を設置する作業中だったということです。
■NEXCO西日本 中国支社の担当者
Q命綱はどこにつながっていた?
「作業していた人がフルハーネス型の安全帯は装備していたことは確認しているが、命綱をどのように装備していたかは現在調査中。事故を起こした原因を究明し、同じ事故を起こさないよう、再発防止に努めていく。」
警察は28日朝、実況見分を実施。業務上過失致死傷の疑いも視野に調べています。
【2025年1月28日放送】
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