埼玉県での道路陥没事故から4日で一週間です。去年9月には広島市西区でも大規模な陥没が発生するなか、危険を事前に察知し事故を減らす調査を取材しました。
1月28日に埼玉県で発生した道路陥没事故。一週間たった4日もトラックの運転手の救助活動が続いています。去年9月には広島市西区の交差点でも道路が陥没し、周辺の住宅にも被害が出ました。国土交通省の調べでは全国で年間1万件以上の陥没が発生しています。広島市内を走る1台の車。電光掲示板には「道路調査中」の文字。こちらの会社では特殊な車を走らせて道路の異常を調査しています。
■ジオ・サーチ 中国事務所 企画営業リーダー 萩田 隆明 さん
「この中に複数のレーダーが入っていてここからマイクロ波を照射して返ってきたデータを取得する」
地下1.5メートルの深さまでデータを取得します。それを3D画像で解析します。
■ジオ・サーチ 中国事務所 企画営業リーダー 萩田 隆明 さん
「これが道路を上から見た平面この平面を地下方に降ろす」
地下40センチのところに黒い影が現れました。これが道路の陥没を引き起こす空洞です。こうした情報を調査依頼のあった自治体などに報告し、道路の陥没を未然に防ぎます。
■ジオ・サーチ 中国事務所 企画営業リーダー 萩田 隆明 さん
「空洞調査も単なる空洞を見つけ るだけでなく陥没予防という考 え方に変わってくるのではと思う。事後保全という考え方から事前防災、減災という考え方が広がっていくのではと思う」
【2025年2月4日放送】
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