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広島とアメリカの高校生 核兵器について意見交換

広島テレビ ニュース 2025年2月7日 18時3分

広島を訪れたアメリカの高校生が広島市内の高校生と交流し平和や核兵器について意見交換しました。

■英語ガイド

「この慰霊碑には、犠牲者たちの名前が記された名簿が納められています」

1月29日、平和公園を訪れたのはアメリカ・ニュージャージー州の高校生12人です。広島国泰寺高校と姉妹校提携を結び交流を続けています。生徒たちにとっては初めて広島訪問。原爆資料館では自らと同世代の子どもたちの遺品などを見て、核兵器の恐ろしさを学び取りました。

その後、国泰寺高校で開かれた意見交換会…。「平和な世界をつくるために何ができるか」を英語で議論しました。

■議論

「戦争が起こる大きな理由は人々がナショナリズムを持っていて、他の国の人々のことを考えず自国のことだけを考えているからだと思う」

生徒たちは被害と加害の両面で平和教育を行うことや、SNSや対面で国境を越えた議論をするなどの意見をまとめました。

■広島国泰寺高校2年 中村伊吹さん

「核兵器を使って被害をもたらしたことは悪かったよね。けれどもそれを保持することはいいよねって考えがあったり、自分が今まで学んできた原爆に対する考え方に偏りがあったことに気づけて良かった」

■アメリカから参加 リヤシ ヴァリアさん

「(原爆が)今日まで地域社会に与えた影響や仲間から学んだことは本当に衝撃的だった。意見交換会は私の日常と全く違った視点を学ぶことができて良かった」

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