広島市は、2025年度の当初予算案を発表しました。広島駅南口の再開発や、被爆80周年記念事業など、一般会計で約7200億円。3年連続の増額で、過去最大となります。
■ 広島市 松井一実市長
「『世界に輝く平和のまち』、『国際的に開かれた活力あるまち』、そして『文化が息づき豊かな人間性を育むまち』、という3つの柱に沿ったまちづくりを進めてまいります。」
広島市の2025年度の当初予算案は、一般会計の総額が約7200億円。3年連続の増額で、過去最大となりました。主な内訳は、8月6日より前に開通する方針の路面電車、駅前大橋線など広島駅南口広場の再整備に約42億円。中区の中央図書館等をエールエールA館に移転する費用に約68億2000万円を盛り込みます。また、被爆80周年記念事業として80の事業を実施。約9億8000万円を計上します。
■ 広島市 松井一実市長
「次世代を支えることになる方々に、”ヒロシマの心”という今まで皆さんが大切にしてきたものを確実に伝える。」
原爆の日の平和式典に児童・生徒を派遣する自治体に対し、旅費を補助する制度に約2200万円。原爆資料館東館の地下1階に、子ども向けの新たな展示スペース設置に約3100万円を計上します。当初予算案は14日からの市議会定例会で審議されます。
【2025年2月7日 放送】
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