去年の衆院選で「一票の価値」が不平等だったとして、弁護士が選挙無効を求めた裁判で、広島高裁は訴えを棄却しました。
訴えを起こしたのは広島の弁護士3人です。去年10月の衆院選では「1票の格差」が最大2.06倍だったなどとして、広島1区と2区の選挙無効を求めていました。去年の選挙では格差是正のため小選挙区の定数を「10増10減」するなど新たな区割りが適用されていました。
12日の判決言い渡しで広島高裁は、「新たな制度には十分な合理性が認められる。憲法の投票価値の平等の要求に反する状態にあったということはできない」として違憲状態とは言えないとしました。
原告の弁護士は最高裁に上告する方針です。
(2025年2月12日放送)
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