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ハイアット、初の「温泉旅館」 屋久島・由布・箱根を皮切りに全国展開へ

ITmedia ビジネスオンライン 2024年5月30日 7時15分

 外資系ホテルの「ハイアット」が、Kiraku(京都市)との合弁事業として、初となるラグジュアリー温泉旅館ブランドの開業を発表した。「吾汝 ATONA」の名称で、鹿児島県の屋久島、大分県由布市、神奈川県箱根町の3カ所に2026年以降オープンする。

 2022年にハイアットの関連会社とKirakuが、旅行経験が多い人をターゲットに合弁事業契約を締結し、Atona(東京都中央区)を設立。新たなブランドとして「吾汝 ATONA」を立ち上げた。新たな施設は30~50室程度の「スモールラグジュアリー」を銘打って運営する予定だ。

 施設では、その土地に湧く温泉とともに、季節の料理を提供するオープンキッチンやバーなどを備える。温泉を利用した健康体験や、地域の魅力を伝える文化体験などのアクティビティも提供予定としている。屋久島・由布・箱根での開業以降は日本全国で同ブランドの施設を展開する予定だ。

 「吾汝 ATONA」ブランドに特化した不動産ファンド「アトナ・インパクト・ファンド」で、新たな共同投資家として竹中工務店が加わり、100億円でファーストクローズしたことも発表した。最終的にファンド総額200億円規模を目指すという。

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