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手ブレのない撮影を実現! 「スマートフォン用ジンバル・スタビライザー」おすすめ3選 1万円以上モデル編【2024年7月版】

Fav-Log by ITmedia 2024年7月4日 11時55分

 スマートフォンで動画を撮影するだけでなく、動画配信サービスへ投稿したり生配信することも身近な楽しみ方となりました。

 スマホのカメラには手ブレ補正機能がありますが、さらに強力に手ブレを防いでくれるのが専用の「ジンバル」または「スタビライザー」と呼ばれる製品です。

 スマートフォン向けのジンバルやスタビライザーの中でも、本格的な動画撮影にも使える1万円以上のモデルを紹介します。

●手ブレを物理的に抑制してくれるジンバル

 「ジンバル」は、動画撮影の際にカメラの揺れや手ブレを抑制してくれる道具です。同じ目的を持った製品カテゴリに「スタビライザー」がありますが、ジンバルは回転台を搭載し、回転によりブレを補正させるものとされています。

 「スタビライザー」は「安定器」と訳され、重りを使用して安定化させるものも含まれます。「スタビライザー」としてジンバル製品が紹介されるケースもあるので、スタビライザーの一種がジンバルであると覚えておけばよいでしょう。

 ジンバルやスタビライザーは手ブレを物理的に抑制してくれる道具ですが、静止画よりも動画撮影において、より実力が発揮されます。ハンドルが大きくしっかり持てるため、Vlogなど歩きながらの動画撮影には、ぜひジンバルを使用したいところです。

 ジンバルのスペックで重要となるのが回転軸の数。1軸は垂直・上下のブレを補正します。2軸はそれに回転の軸を加えたもの、3軸はさらに水平・左右のブレまで補正してくれます。

 スマホ用のジンバルは人気がある3軸の製品でも2万円以内がほとんどなので、初めから3軸の人気モデルを購入しても良いでしょう。試しに使ってみたいというのであれば、リーズナブルなスタビライザーなどから使い始めてみるのもいいかもしれません。

●10段階の明るさ調整できる磁気フィルライトが付属:hohem XE Kit

 「hohem XE Kit」は、深センのジンバルブランド「Hohem」のスマホ用3軸ジンバル。手ブレ防止性能が前世代のモデルより30%向上、効率的に動作するより強力なモーターを搭載し、安定してキレイな動画を撮影できます。

 モータートルクは30%向上しており、大きめのスマホの使用も安心。10段階の明るさ調整が可能な磁気フィルライトが付属しており、暗い場所でも鮮明な映像が撮影できます。またライトは前面と背面のカメラに合わせて180度回転させることができます。

 被写体が動いていても顔の位置を正確にキャッチできる顔追跡機能にも対応。ジェスチャー制御機能も搭載し、遠くから手の動きだけで操作して撮影することもできます。

 実売価格は約1万3000円(税込、以下同)からです。

●ドローンメーカーのフラッグシップモデル:DJI Osmo Mobile 6

 「Osmo Mobile 6」は、民生用ドローンとその関連機器の大手メーカーである深セン「DJI」のスマホ用3軸ジンバルのフラッグシップモデルです。

 刷新されたトラッキング機能により、移動中でも確実に被写体を追跡可能。被写体がフレームから外れるとジンバルは被写体を見つけ自動でズームしてトラッキングを継続します。

 手のひらサイズに簡単に折りたためるコンパクトさで、展開すると自動的に起動するので、安定した撮影をすぐに開始できます。延長ロッドを伸ばせば、さまざまな角度からダイナミックに撮影することもできるので、自撮り撮影もスムーズに行えます。

 Apple Watchに対応し、アプリをインストールすると、Osmo Mobile 6のスマート送信機として使用できます。Apple Watchからカメラ映像を遠隔表示できるだけでなく、ジンバルの角度調整、縦向き撮影/横向き撮影モードの切り替え、写真や動画の撮影も可能です。

 実売価格は1万9000円前後からです。

●AI追跡機能により高い精度で被写体を追跡:Insta360 Flow

 「Insta360 Flow」は、深セン嵐ビジョンのカメラブランド「Insta360」のスマホ用AI搭載ジンバルです。

 AI追跡機能により、高い精度で被写体を追跡、3軸ジンバルの手ブレ補正でスムーズな撮影を実現します。自撮り棒、三脚、モバイルバッテリーを内蔵しており、外出先での撮影の強い味方となってくれます。

 操作用のスマートホイールを使用することで、撮影のコントロールから動画の再生など、各機能を素早く呼び出せます。

 またスマートホイール上をスワイプすることにより、簡単に4つのモードを切り替えて使うことが可能。オートモードでは、ジンバル設定を自動的に調整し、初心者でもブレのないショットを実現。FPVモードではスマートフォンを回転させ、バレルロールなどのFPVドローンのような動きをシミュレートできます。

 ラインアップは、ホワイトとグレーのカラーバリエーションに加え、付属品の異なる「通常版」と「クリエイターキット」を用意。実売価格は1万9000円ほどからです。

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