Infoseek 楽天

【買って良かった】スマートウォッチ“ビギナー”に最適の「Fitbit Charge 5」 睡眠記録は驚きの高精度 ただ正直、使ってない機能もあり…

Fav-Log by ITmedia 2024年7月4日 18時42分

 フィットネストラッカー「Fitbit Charge 5」を使用して3カ月が経ちました。

 ここでは、Fitbit Charge 5を3カ月使ってみての使い心地について振り返ります。特に着け心地やバッテリー持ち、そして購入の目的である“睡眠記録”に着目しながらチェックしていこうと思います。結論、筆者のようなウェアラブルデバイスの“ビギナー”にぴったりの製品だと思います。

●ざっくり解説「Fitbit Charge 5」 Suica対応で1万円台はうれしいコスパ

 「Fitbit Charge 5」は米国のウェアラブル端末メーカーFitbitの製品。健康管理機能が充実したフィットネストラッカー/スマートトラッカーの1つで、Suicaにも対応するのが大きな特徴です。スマートウォッチとしては低価格で機能も限られます。実売価格は1万円台半ばからとなっており、電子マネー決済機能を搭載してこの価格はコストパフォーマンスが高い印象です。

 GPS搭載で、ランニングやサイクリングをする際の距離やペースのリアルタイム表示、アプリでのルートマップ確認が可能。また、「皮膚電気活動(EDA)センサー」によるストレスマネジメント機能も搭載しています。見やすいカラーディスプレイも魅力です。

 ただ、あくまで健康管理を軸にした製品なので、スマートウォッチのような通話機能や音楽再生機能などは搭載していません。

●超・重要な「装着性」と「バッテリー持ち」は文句なし!

 こうした製品は毎日装着してデータをためていくものですから、「使い続けられる装着性の良さ」は重要なポイントになってきます。この点では、ディスプレイがスリムなためか、Fitbit Charge 5は非常に良好だと感じます。ほかのユーザーの口コミを見ても好評のようです。

 就寝中に着けていても邪魔に感じません。筆者は日中に腕時計を着ける習慣すらなかったため、フィットネストラッカーを装着し続けるのは不安でしたが、装着当初から全く問題を感じないほどでした。

 また、3カ月使ってみて驚いたのは、バッテリー持ちの良さ。筆者は3日に1度、入浴中や朝の支度中など、気が向いたときに充電していたのですが、一度も充電切れを起こしたことがありません。装着性とバッテリー持ちが良いと、ウェアラブルデバイスを初めて使う人でも続けやすいですね。

 ちなみに公式には、バッテリー持ちは最大7日間とうたわれています。ただ、ネットの口コミによると、文字板の常時点灯やGPS機能を使う頻度によっては3日~4日間で充電が切れることもあるようです。

●肝心の睡眠データ分析はどう? 睡眠時間の記録が正確すぎてびっくり!

 筆者がFitbit Charge 5に求めることの1つが「睡眠データの正確な取得」です。睡眠の重要性はあちこちで説かれているものの、「自分がどれくらいちゃんと眠れているのか」を正確に把握できている自信がなく、それがスマートウォッチやフィットネストラッカー選びの指針になっていました。

 さて、実際に使用してみると思ったより詳細にデータが取得できて驚きました。Fitbit Charge 5では、浅い眠り、深い眠り、レム睡眠といった「睡眠ステージ」を分析・記録できる機能があるのですが、この機能の正確性が高く、非常に参考になります。

 例えば「ベッドで横になっているものの、スマートフォンを触っているだけで眠っていない時間」はちゃんと覚醒状態と判断されますし、「朝、目が覚めたものの、うとうとして少し二度寝した」という状況もしっかり記録されていました。

 この機能により、自分が思っているより実際の睡眠時間は短いことが判明。これまでは6~7時間は眠れていると思っていましたが、実際の記録を見ると5時間台の日がほとんど。これを知ってから、5時間睡眠になってしまった日の翌日には7時間睡眠を確保するように意識的に行動するようになりました。

 結果として、日中、頭がさえている日が増えたと実感しています。やはり、思い込みをあてにせず実際にデータを取得するのは大事だと思いました。

●目玉機能の1つ「ストレスマネジメント機能」はというと……

 Fitbit Charge 5の注目機能の1つが、ストレスマネジメント機能。皮膚電気活動センサーに対応しており、運動や睡眠が与えるストレスの影響を把握できたり、センサーを使ったマインドフルネスセッションを利用できたりします。

 ただこの機能を活用するには、トラッカーの両端を指で挟みこむように触れ、3分間じっと待つ必要があり、そのうえ今の「気分」を選択することになります。筆者はこの動作が面倒で継続できず……。また、ストレスデータの活用方法もあまり理解できておらず、継続するモチベーションが保てませんでした。

 しかし、こうしたウェアラブルデバイスにストレス測定の精度を求める人にとってはこの程度の作業は苦にならないでしょうし、精度が高いと好評のようなので、気になる人は試してみる価値はありそうです。

この記事の関連ニュース