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今注目の「Copilot+ PC」6選(前編)【2024年7月版】 WindowsのAI機能を快適に使えるノートパソコン

Fav-Log by ITmedia 2024年7月6日 17時30分

 米Microsoftは、5月に開催した「Build 2024」において、次世代の「AI PC」の基準となる「Copilot+PC」の定義を発表しました。そして、このCopilot+ PCとして認められたノートパソコンが6月から登場しています。

 MicrosoftはCopilot+ PCの要件として、40TOPS(1秒当たり40兆回以上)の推論処理を実行できるAI専用プロセッサ「NPU」(ニューラルプロセッシングユニット)を搭載することなどを定めており、通常のタスクを邪魔することなくAI機能を使えるように配慮されています。また、キーボードにあるCopilot in Windowsを起動するための「Copilotキー」も特徴です。

 本記事では、こうしたCopilot+ PCとして認められた新製品のうち、注目の6機種をピックアップして紹介します。

●Copilot+ PC|Surface Laptop(第7世代)

 1つ目は、Microsoft自身が6月に発売した「Surface」シリーズのノートパソコン。「Surface Laptop(第7世代)」です。サイズは13.8型と15型の2種類が展開されています。

 13.8型モデルの直販価格は20万7680円~(税込)。プロセッサはSnapdragon X Plus、またはSnapdragon X Eliteを搭載。RAMは16GB/32GB、ストレージは256GB/512GB/1TBを選択可能です。

 AI関連機能としては、1080p対応のWebカメラでは、被写体が自動で中央部に配置されるようにトリミングされる自動フレーミング機能をサポートするなど、いくつかのAI活用の機能も目立ちます。

 スペック的に飛び抜けた点こそありませんが、Microsoft純正で、デザインも洗練されているという点が大きな特徴と言えるでしょう。

●Copilot+ PC|HP OmniBook X 14 AI PC

 2つ目は、日本HPが6月に発売した「HP OmniBook X 14 AI PC」(HP OmniBook X 14-fe)です。14.0型ディスプレイを採用し、プロセッサはSnapdragon X Elite X1E-78-100を、RAMは16GB、ストレージは1TB SSDを搭載しています。直販価格(税込)は22万4800円から。白を基調にしたデザインが爽やかです。

 大容量のExcelファイルをほぼ1/2の速さで開ける処理性能や、Teamsのコールを最長で12時間実施したり、Netflixのストリーミングを最長22時間視聴できるスタミナ性能の高さをうたっています。こちらもWebカメラの背景ぼかしやオートフレーミングに対応しています。

●Copilot+ PC|ASUS Vivobook S 15

 3つ目は、ASUS JAPANが6月に発売した「ASUS Vivobook S 15 S5507QA」です。プロセッサはSnapdragon X Elite、RAMは32GB、ストレージは1TB SSDを搭載しています。希望小売価格(税込)は22万9800円から。

 15.6型3K(2880×1620ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載しているのがポイント。DCI-P3を100%カバーする広色域でクリエイティブな作業にも対応しやすい一台です。ヒンジ部は180度開きます。

 また、最薄部で14.7mm、重量約1.42kgという15型クラスとしてはかなり軽量なことも見逃せません。広い作業領域を持ち運びたい人にもおすすめの一台だと言えます。

・後編に続く

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