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【サクッと解説】発売目前! シャープの新フラッグシップモデルスマホ「AQUOS R9」を3つのポイントで解説【2024年7月版】

Fav-Log by ITmedia 2024年7月9日 14時45分

 シャープは、フラグシップモデルである「AQUOS R9」を7月12日に発売します。これまではハイエンドの「AQUOS R8」とフラッグシップの「AQUOS R8 pro」2ラインの展開でしたが、本シリーズからは「AQUOS R9」のみの展開となります。

 デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」監修によるデザインに一新されており、従来シリーズと比べて印象がガラッと変わっています。

 ここでは「AQUOS R9」の特徴について、3つのポイントで注目の機能・概要をチェックしていきます。

●ライカ監修カメラを搭載も、1型センサーからサイズダウン

 AQUOS R9はライカが監修したカメラを搭載しています。ただし、AQUOS Rシリーズの代名詞でもあった1型センサーの搭載は見送られ、1/1.55型のイメージセンサーが採用されています。

 センサーサイズを追求する人にとっては物足りない仕様になってしまったかもしれませんが、その分価格が抑えられており、手を伸ばしやすい端末に仕上がっているのは嬉しいところです。

 機能としては、光学式手ブレ補正や、被写体が物陰に隠れても動きを予測して追尾するオートフォーカス(AF)に対応。ブレやすい夜間撮影や、動きのある被写体の撮影でも、シャッターチャンスを捉えやすくなっています。

 また本モデルは防水・防塵性能に加え、米国国防総省が定める物資調達基準のMIL-STD-810に準拠した耐衝撃性能を備えていることもポイント。シーンを問わずにカメラとして携行しやすく、安心して使える一台になっていることは見逃せません。

●屋外でも見やすい画面と強化されたスピーカー

 AQUOS R9のディスプレイサイズは、約6.5インチ。1~240Hzの可変リフレッシュレートに対応したPro IGZO OLEDディスプレイが採用されています。

 このディスプレイは、新たに1500ニトの高輝度表示に対応し、直射日光下での視認性が向上。屋外で撮影した画像を確認したり、情報検索をしたりする際、日が差し込む車や電車の中で動画コンテンツを視聴したりする際などに、より見やすくなったと言えます。

 またスピーカーについても、AQUOS史上最大サイズとうたうステレオスピーカーが搭載されました。それぞれの音が干渉しないように、スピーカーの配置が、本体内部の機構から独立させたBOX構造として工夫されており、迫力とクリアさを両立していることがポイントです。

 一方、デザイン刷新に伴いイヤホンジャックは廃止されました。その分、端末が薄くなり、バッテリー容量もフラッグシップモデルであったR8 pro並みにアップしています。

●メモリの強化と新しい冷却機構

 プロセッサーには、フラグシップ向けのSnapdragon 8ではなく、それに次ぐSnapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platformが採用されています。一方、メモリは12GBと大容量で、前モデルの約1.5倍に増えました。

 メモリが不足する際には、ストレージから最大8GB分を一時的に仮想メモリ化することも可能です。こうした強化により、ゲームや動画、SNS、ブラウザなどの複数アプリを切り替えながらでも快適な動作が期待できます。

 さらに、放熱システムには、AQUOSシリーズとしては初めて、内部で液体と蒸気を循環させることで熱を拡散するベイパーチャンバーが採用されています。動画撮影やゲーミングなどが長時間続くシーンでも、パフォーマンスが下がりにくくなっている点にも注目です。

●販路と価格について

 本モデルは7月12日に発売予定。NTTドコモとソフトバンクから発売されます。

 価格は、ドコモ版が11万7040円(税込み、以下同)、ソフトバンク版が12万4560円です。

 SIMフリーモデルモデルの発売日は未定ですが、想定価格は10万円前後と言われています。

 最近のハイエンドスマートフォンとしては非常にお手頃な価格。発売が待ち遠しい一台だと言えるでしょう。

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