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ワークマンの「普段使いしやすいファン付きウエア」は夏の屋外作業のマストアイテム 風が吹き抜け汗を発散!

Fav-Log by ITmedia 2024年7月19日 11時55分

 街中でもよく見かけるようになった「ファン付きウエア」。使ってみたいけれど本当に涼しいの? と疑問に思っている方も多いはず。そこで、ワークマンのベストタイプのファン付きウエアを愛用している筆者が、効果的な着用方法含め紹介します。

●ベースとなるシェルベストは2900円

 ウエアに装着された電動の小型ファンが衣服内へ外気を取り込み、汗を積極的に気化させることで涼を得るのが「ファン付きウエア」です。建設現場などワークシーンで大評判となり、近年はアウトドア向けの製品が次々と登場。ウォーキングやスポーツ観戦などで使う人が増えたこともあり、市場規模は150億円に上るとも言われています。

 そんなファン付きウエア市場に早くから参入し、ワーク用だけでなくカジュアルなタイプも幅広くラインアップしているのがワークマンです。今回紹介する「ウィンドコア制菌消臭シェルベスト」は、ファンやバッテリーは別売りですが、値段はラインアップの中で最も安い2900円(税込、以下同)となっています。

 筆者が愛用するカラー「ネイティブアクア」は、キャンプシーンで人気のオルテガ柄が特徴で、とてもファン付きウエアには見えません。ちなみにサイズ展開はカラーによって異なり、例えばブラックはSから4Lまで6種類をそろえています。

 この制菌消臭シェルベストは、サンワード商会が開発したハイブリッド触媒「ティオティオ プレミアム」が生地に加工されており、優れた抗菌・消臭効果があるのがメリットです。

 なお、使われている生地は、耐引き裂き強度に優れるリップストップですので、枝などが引っ掛かってもすぐに破れないというのは心強いでしょう。

●ウエアが膨らみ、風が首元から吹き抜ける!

 ファンから伸びるコードの端子にバッテリーを接続し、電源をオンにするとファンが回り始めます。背中側にあるため、一般的なハンディファンよりも静かに感じるでしょう。

 ワークマンで最もベーシックな8Vバッテリーの場合、風量は強モード(8V、約7時間)と弱モード(6V、約9時間)の2段階で、電源ボタンを短押しするたびにこれが切り替わります。

 最初は「あれ、こんなもの?」と思うかもしれません。そこで、前合わせのファスナーをきちんと首元まで上げ、裾と袖口のアジャスターを絞ってみてください。すると、取り込まれた風の出口が襟元だけとなり、一気に涼しくなるはずです。

 ファン付きウエアは、汗が蒸散する際の気化熱を利用して体温を下げるため、吸汗速乾性のあるインナーウエアを着るとさらに効果的です。あまり涼しさを感じられないという方は、インナーの素材を見直してみるとよいでしょう。

●アスファルトの上など外気が極端に熱いと効果を発揮せず

 真夏に屋外で作業をするようなシーンでは、ほぼ必ずこの制菌消臭シェルベストを着用してきました。発汗している状況では非常に効果的で、これなしでのテントの設営は考えられません!

 その一方で、炎天下のアスファルトの上は体温以上に空気が熱せられていることがあり、そういう状況においてファン付きウエアはほぼ無力です。これは外気をダイレクトに衣服内に取り込むという構造上、仕方ないと言えるでしょう。

 ちなみに、その状態から空調の効いたコンビニなどに入ると、今度は冷気を吸い込むので上半身が一気に冷えます。

 上半身がフワッと膨らんだシルエットは、特にタウンユースにおいて好みが分かれるかもしれません。しかし、暑さ対策アイテムとして効果的であることは間違いなく、だからこそプロのワーカーが愛用しているのです。

 近年、ファン付きウエアはメーカー間でのパワー競争が激化し、ワークマンでも18.6Vや24Vといった大出力の商品も扱うようになりました。

 もちろん、パワーに比例してファンやバッテリーも高価になるのですが、とりあえず試してみたいという方は、オールインワンで9800円というエントリーモデルもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

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