暑さの厳しい夏に車中泊やキャンプなどのアウトドアシーンで活躍するのが、持ち運び可能な「ポータブルクーラー」です。年々性能が上がり、低価格化していることから購入を検討している人も多いと思います。
各メーカーが小型化や省電力化などの努力を重ね、特徴の異なる製品を販売しています。以前と比べて、選択肢も増えてきました。
今回の記事では、車中泊ユーザーである筆者が使用している、BougeRVの新商品「ポータブルエアコン 1100W／4000BTU」を紹介します。ポータブルクーラーの導入を検討している人は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
●アウトドアシーンに最適な製品を続々発売！ BougeRV
BougeRV（ボージアールブイ）は、車中泊やキャンプなどのアウトドアシーンに最適なポータブル電源やソーラーパネル、ポータブル冷蔵庫などを展開しています。2024年も、ポータブル電源やポータブル冷蔵庫、ポータブルクーラーの新商品を続々と発売。アウトドアシーンはもちろん、災害時の使用や節電対策としても注目されるアイテムを数多く手がけています。
そんなBougeRVの新商品の中でも、今回取り上げるのが「ポータブルエアコン 1100W／4000BTU」です。実際に車中泊で使用しているので、使い勝手やスペックなどを紹介します。
●夏の車中泊を快適にする！ BougeRVの「ポータブルエアコン 1100W／4000BTU」
BougeRVの「ポータブルエアコン 1100W／4000BTU」は、室内機と室外機が一体化したポータブルクーラーなので、面倒な設置作業が不要。持ち手付きのため、どこへでも簡単に持ち運ぶことができます。
信頼性の高いパナソニック製のコンプレッサーを搭載した、1100Wの本格的なポータブルクーラーです。冷却能力は1.1kWで、2～3.7畳程度のスペースをしっかりと冷やすことができます。車中泊やテント泊に最適です。
価格は定価で12万9800円（税込）と、冷却能力が1000W以上のポータブルクーラーの中では非常にお手頃です。またAmazonなどのショッピングサイトを活用し、セールやポイント還元などを行っているタイミングで購入すれば、もう少し安く買えそうです。
本体サイズは30.7（幅）×35.5（高さ）×51.6（奥行）cm、重量は14.6kg。車内に置けるサイズ感も魅力の1つです。
●使いやすい工夫がたくさん！ 睡眠モードなどうれしい機能も
「ポータブルエアコン 1100W／4000BTU」は、冷房モード、急速冷房モード、送風モード、睡眠モードの4つのモードから選択可能。16～30度まで、使用シーンや車内温度に合わせて快適な温度に設定できます。
睡眠モードでは、約45dBの静かに運転するので、車内やテント内など狭い場所での睡眠時にも気になりません。さらに250Wの省エネ運転も可能。筆者は、同社製の大容量ポータブル電源「BougeRV Rover 2000」と併用しているので、朝までぐっすり快適に眠ることができています。
また、使用時の排水も削減対策がされており、内蔵された水ポンプの稼働により冷凝水が自動的に蒸発。ポータブルエアコン内部に水が溜まるのを防ぎます。
念の為、水漏れ防止に排水ホースや集水器を接続するのがおすすめですが、短時間であればなくても問題ないように感じました（水ポンプ機能はオンの設定が必要）。
さらに取り外して洗浄可能なフィルターや、調節可能な双方向出風口と風量調節機能など、快適に使用するための機能が満載です。
●実際に車中泊で使ってみた
筆者は、発売早々に「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」を入手。さっそく、実際の車中泊で使用してみました。
車中泊旅の間は連日梅雨前の晴れ間が続き、日中は28～30度近い気温を記録。朝晩は多少気温が下がりましたが、それでもポータブルクーラーなしでは寝苦しさを感じる暑さでした。
初日は、大容量ポータブル電源「BougeRV Rover 2000」で使用しました。寝る前に30分ほど急速冷房モードで車内の温度を下げ、その後睡眠モードで朝方まで使ってみましたが、ポータブル電源の2000Whの容量を使い切ることなく、朝まで快適に眠ることができました。
2日目からは電源使用が可能なRVパークを利用したので、朝まで電気容量の心配はありませんでした。朝方まで睡眠モードで使用し、日が昇り車内温度が上がってきてからは、再度急速冷房モードで稼働。朝8時過ぎまでぐっすりと眠り、ポータブルクーラーの恩恵を思う存分受けることができました。
車内の温度が下がって涼しさを感じるだけでなく、湿度も下がり快適に過ごすことができるのが1番の魅力です。夏の車中泊を安全・快適に楽しむためにも、ポータブルクーラーは必須アイテムだと感じました。
この夏、車中泊やキャンプを予定している人に非常におすすめです。ぜひポータブル電源とセットでの購入を検討してみてください。