記録的な猛暑が続く今日この頃。登山やキャンプ好きにとって気になるのが、アウトドア中の熱中症や夏バテです。安全かつ快適にアウトドアを楽しむためには、適切な暑さ対策とアイテムが不可欠。
本記事では、外に出かけることの多い筆者がおすすめする「熱中症・夏バテ防止のための効果的な方法とおすすめアイテム」を紹介します。夏を元気に過ごすためのヒントを見つけてください！
●通気性・速乾性の高いウェアを着る
気温の高い環境下では、体温調節が重要。通気性と速乾性の高いウェアを選ぶことで、汗を素早く吸収・蒸発させて熱気を逃し、体温を効果的に下げることができます。
特におすすめの素材は、リネンや薄手のウール。速乾性が高く、汗をかいてもすぐに乾き、不快感を減少させます。どちらも天然素材で、サラリとした着心地もポイント。高温多湿な日本のアウトドアフィールドでも爽かに過ごせます。
●冷感タオルなどで首元を冷やす
首元を冷やすことは、体全体の温度調節に効果的。冷水でぬらしてから絞るだけでひんやりする冷感タオルを使用することで、首元の血管を冷やし、体温を効率的に下げることができます。
首に巻けば首元の日除けもできて一石二鳥。アウトドア中に首に巻いておくだけで、直射日光による熱から体を守り、快適な状態を維持できます。
●通気性の高いハットで涼しく日除け
頭部や顔周りの日除けも夏バテ対策には欠かせません。日差しが強い場所でのアウトドアでは、ツバの広いハットがおすすめ。まるで日陰を持ち歩くように、直射日光を効果的にカットできます。
加えて、通気性の高いものを選ぶと良いでしょう。頭部のムレを防ぎ、涼しく保つことができます。具体的には、ハットの側面がメッシュになっていたり、ベンチレーション（通気口）があしらわれていたりするものがおすすめです。
●水分だけでなく塩分も補給する
アウトドア中は、水分補給が不可欠なのは当たり前。しかし水分だけではなく、塩分も適切に補給することが重要です。汗をかくと水分だけでなく塩分も失われるため、水分補給だけでは電解質のバランスが崩れ、熱中症のリスクが高まります。
ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクや、大塚製薬の「経口補水液OS-1」を利用することで、効率的に水分と塩分を補給できます。また、塩分補給用のタブレットやスナック菓子もおすすめ。暑さでぐったりしていても無理なく食べられる、好みの味の飲料や食品を選びましょう。
●テントは日陰＆風下に設営する
キャンプでテントを設営する際には、日陰や風下を選ぶのがおすすめです。木陰など直射日光を避けられる場所を選べば、テント内の温度上昇を抑えることができます。
また風下に設営することで、自然の風がテント内に流れ込み、涼しさを保てます。テントの通気口はなるべく開けて、風の通り道を作るのもポイントです。睡眠中にも熱中症のリスクはあるため、きちんと対策をしておきましょう。