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Galaxy Watchシリーズのコスパ担当! 「Galaxy Watch FE」を3つのポイントでチェック【2024年8月版】

Fav-Log by ITmedia 2024年8月31日 6時40分

 サムスン電子のスマートウォッチ「Galaxy Watch」シリーズに、2024年モデルが登場しました。アウトドア向け仕様を備えたフラッグシップ「Galaxy Watch Ultra」、スタンダードモデルの「Galaxy Watch7」、エントリーモデル「Galaxy Watch FE」の3種類です。

 ここではエントリーモデルの「Galaxy Watch FE」について3つポイントで紹介していきます。

●「Galaxy Watch FE」とは

 Galaxy Watch FEは、Galaxy Watchシリーズのなかでも価格を抑えたエントリーモデルという位置付けであり、製品名にある「FE」は「Fan Edition」の略とされています。

 公式サイトでの価格は3万4760円(税込、以下同)で、スタンダードモデルのGalaxy Watchが5万円台半ば~であることを考えると、ひと回り安価に設定されているのが分かります。

 ケースは直径40mmの円形デザインを採用しており、サイズは約39.3(縦)×40.4(横)×9.8(厚さ)mm、重さは約26.6gです。

 ケース素材にはアルミニウムが使われ、ディスプレイにはサファイアクリスタルが採用されています。カラーバリエーションは、「ブラック」「ピンク ゴールド」「シルバー」の3色展開。ストラップバンドの付け替えも可能です。

 プロセッサーには、デュアルコアの「Exynos W920」を搭載。メモリは1.5GB、ストレージは16GBです。この辺りのスペックが、上位モデルと比べて見劣りするのは、価格相応といったところでしょうか。

 OSにはWear OS Powered by Samsungを採用。Android 11以上・メモリ1.5GB以上を搭載するスマートフォンと連携して使えるモデルであり、iPhoneとは互換性がありません。

 バッテリー容量は247mAhで、電池持ちは常時表示機能をオフにした状態で最大40時間。睡眠計測もひと晩なら問題なく利用できるでしょう。ワイヤレス充電をサポートしており、手軽に充電ができます。

●体脂肪率も測定できる充実のセンサー類

 Galaxy Watch FEが搭載するセンサーに注目してみると、光学式心拍数センサーと生体電気インピーダンス分析センサーを兼ね備えた「サムスンバイオアクティブセンサー」を搭載するのがポイントです。

 そのほかにも、加速度センサー、気圧センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、光センサーを備えています。エントリーモデルだからといって、センサー類に関して物足りない要素があるわけではありません。

 機能としては、Galaxy Watchシリーズではお馴染みとなった“体組成”の測定ができることがポイント。仕組みとしては、生体電気インピーダンス分析(BIA)センサーが、体に微弱電流を送ることで、体脂肪量や骨格筋量を測定できるというもの。これによって、ダイエットや、体型維持、トレーニングなどの状況を可視化し、モチベーションアップに繋げることができます。

 そのほか、100種類以上のワークアウトに対応していたり、パーソナライズされた心拍ゾーン機能を使って、ユーザーの身体能力に最適化された目標設定をしながらランニングを行ったりすることもできます。

●対応していない機能

 最後に、Galaxy Watch FEでは利用できない3つの機能をチェックしておきましょう。

 まず、本モデルは単体でのモバイル通信に対応していません。スマートフォンを持たずに屋外ワークアウトなどをしている時や、うっかりスマートフォンのバッテリーを切らしてしまった時に緊急連絡手段として使うのは難しいでしょう。

 次に、赤外線温度センサーを搭載しておらず、これを使った皮膚温度の測定に対応していません。女性が生理周期を記録する目的での運用には不向きです。

 最後に、FeliCaチップによる交通系電子マネーでの非接触決済が利用できません。一応、NFCには対応しているものの、電車やバスでの決済手段には向いていないので、理解しておきましょう。

 これらの機能はGalaxy Watchシリーズの上位モデルではサポートされています。もし必要な場合には、予算感も考慮しつつ比較検討してみると良いでしょう。

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