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Googleの最新折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」を3つのポイントでチェック【2024年9月版】

Fav-Log by ITmedia 2024年9月4日 6時10分

 Googleは8月に「Google Pixel 9 Pro Fold」を発表しました。発売予定日は9月4日です。直販サイトのGoogle ストアでSIMフリーモデルが展開されるほか、NTTドコモ、au、ソフトバンクなど大手キャリアでの取り扱いも予定されています。

 Google Poxelシリーズの最新フォルダブルスマートフォン「Google Pixel 9 Pro Fold」はどんなスマホなのか、3つのポイントで紹介していきます。

●折りたたみ時にスリムになった

 最大の注目ポイントは、折りたたんだ状態での幅・厚さがスリムになったことです。フォルダブルスマートフォンにとって持ち運びやすさに直結する折りたたみ時のサイズは非常に重要な要素なので、この部分の改善は大きなプラスポイントです。一般的なスマートフォンに近い感覚で扱いやすくなりました。

 前モデル「Google Pixel Fold」の折りたたみ時サイズは幅79.5mmというかなりワイドな数値でしたが、Google Pixel 9 Pro Foldでは68.1mmまで縮小しています。また折りたたみ時の厚さも12.1mmから、10.5mmまで薄型化しています。重さについても283gから257gまで軽くなりました。

 ディスプレイサイズは折りたたんだ状態で6.3インチ(アスペクト比20:9)、開いた状態で8インチ(仕様表にはアスペクト比未記載)です。

 Gogle Pixel Foldが折りたたんで5.8インチ(アスペクト比17.4:9)、開いて7.6インチ(アスペクト比6:5)だったので、縦長デザインに変更することで幅・厚さをスリムにしつつ、ディスプレイサイズを大きくしていることが分かります。

 ディスプレイのスペックに関しては、対応するピーク輝度が従来の1550ニトから2700ニトまで上がっています。屋外での視認性もかなり改善されていそうです。

 そのほか使い勝手に関する仕様として、折りたたんだ状態でも開いた状態でも顔認証が行えるようになったことに注目です。

●最新のプロセッサーを搭載

 Google Pixel 9 Pro Foldではプロセッサーに、Pixel 9シリーズと同じ最新の「Google Tensor G4」を採用しました。Pixel Foldが搭載していた「Google Tensor G2」から、2世代分進化しています。

 メモリは従来の12GBから少し増えた、16GBを搭載。ストレージは256GBに加えて、新たに512GBも選べるようになりました。

 こうした新プロセッサーの搭載などもあって、オンデバイス処理でさまざまなAI機能を利用可能なことが、最大のセールスポイントと言えるでしょう。「Gemini Nano」の利用はもちろん「一緒に写って」「編集マジック」「ベストテイク」「動画ブースト」「プロコントロール」などの各種目玉機能をサポートしていることも見逃せません。

 背面カメラについては、メインカメラ(4800万画素)、5倍望遠(1080万画素)、超広角(1050万画素)のトリプルカメラを搭載しています。そのほかに前面カメラ(1000万画素)、インナーカメラ(1000万画素)も備えています。

●ミリ波の通信をサポート

 通信面では、従来通りミリ波帯の5G通信もサポートしているのがポイント。折りたたみ式ではない「Goggle Pixel 9 Pro」や「Gogle Pixel 9 Pro XL」ではミリ波をサポートしていないので、通信仕様にこだわりたいというややマニアックな人にとっても、Google Pixel 9 Pro Foldは重要な選択肢になってくるでしょう。SIMについては、nanoSIM×1とeSIM×1のデュアルSIMに対応しています。

 日常使いに関する機能としては、おサイフケータイ(FeliCaチップ)や防水性能(IPX8)もしっかり搭載しています。

 Googl ストアでの販売価格は25万7500 円~(税込)。高額なため、下取りや大手キャリアの購入サポートを利用したいところ。さらに、1年間の自然故障に備えるメーカー保証は標準で備わっていますが、高額な端末なのでオプションの「Preferred Care」を購入して、落下や水没での破損に備えつつ保証期間を2年に延ばしておくことを検討しても良さそうです。

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