車中泊歴6年の筆者は、車中泊アイテムとしてポータブル電源や車載冷蔵庫、ポータブルエアコンなどをよく使用します。特にポータブル電源は、冷暖房器具や調理器具など、多くの家電製品が車内で使えるので非常に便利です。現在では、「ポータブル電源なしの車中泊は考えられない」とまで感じています。
筆者が車中泊で使用している電気製品の中で、特に多く持っているのが「BougeRV(ボージアールブイ)」の製品です。
車中泊で何度も使用するたび、利便性や安全性を実感しています。気になる点も少しありますが、おおむね満足して使うことができています。
今回の記事では、筆者が感じたBougeRV製品の魅力や、実際に車中泊で使用しているアイテムを紹介します。
実際に使用しているからこそ分かる、お気に入りポイントや注意したい点などもお伝えしますので、気になる人はチェックしてみてください。
●「BougeRV(ボージアールブイ)」の魅力
「BougeRV(ボージアールブイ)」は、ポータブル電源や車載冷蔵庫、ポータブルエアコン、ソーラーパネルといった、車中泊時にあると便利なアイテムを多数販売しています。
この1~2年で安心・安全な製品を数多く展開しており、人気が高まっています。筆者もBougeRVの製品を複数所持し、車中泊で活用しています。
特にポータブル冷蔵庫はデザインやカラー、容量の異なる製品が多数販売されており、使用シーンや車の大きさ、好みに合わせて選択することが可能です。
筆者もサイズやカラーの違うポータブル冷蔵庫をいくつか持っていますが、旅の期間に合わせて使い分けることができますし、日常の買い出しにも使えて非常に便利です。
ポータブル電源も容量やサイズの違う製品が多数展開されているので、車中泊はもちろん、防災用として購入する人も多いようです。
●ポータブル電源はこの2つがおすすめ! 「Rover 2000」&「JuiceGo」
この数年で車中泊の必須アイテムとなった「ポータブル電源」。筆者もこれまで、さまざまなメーカーのポータブル電源をいくつも購入し、車中泊で使用してきました。
車中泊の回数を重ねることで、旅の最中に必要となる電気容量も大体分かるようになり、現在では車中泊で使用するポータブル電源を2~3台ほどに絞り、旅の長さや使用する電気製品によって使い分けています。
1~2泊程度の車中泊が多い筆者は、主に以下の2つのポータブル電源を車中泊に持参しています。
1つ目はメインで使用している、2008Whの大容量&半固体電池採用の「Rover 2000 ポータブル電源」です。大容量・高出力タイプのポータブル電源で、車載冷蔵庫やポータブルクーラーなどの定格出力が高く、電気を多く使用するものや、電気毛布やヒーター、扇風機など、長時間使用する電化製品に使用しています。
容量が2008Whあれば、一晩中電気毛布を使用しても途中で切れてしまうこともありません。車載冷蔵庫も長時間の使用が可能です。公式ECサイトでの販売価格は22万9980円(税込、以下同)です。
もう1つは、車内での移動や持ち歩きもしやすい小型・軽量タイプの「JuiceGo ポータブル電源(240Wh)」です。小型ですが240Whの容量があり、ACコンセントも使用できる点がメリットです。
車中泊中はスマートフォンやタブレット端末、パソコンの充電に使うようにしています。ランタンの充電にも便利ですよ。
車載冷蔵庫を4~5時間ほど使用できるため、車中泊以外の普段の生活でも、食材の買い出し時に役立てています。公式ECサイトでの販売価格は2万9980円です。
ポータブル電源はどちらも安心・安全に使えるため、使用していて特に不満はありません。
しかし、Rover 2000 ポータブル電源は半固体電池を採用し、リン酸鉄リチウム製より軽量化されているとはいえ、重量は約21.2kgと、結構な重さがあります。女性の筆者は簡単に持ち上げることができないため、持ち運びや移動、充電などは全て夫が行っています。
女性1人では気軽に持ち運ぶことが難しく、移動には台車などが必須です。今後、女性でも運べるくらい重量が軽くなるとうれしいですね。
●保温・保冷両用が便利! 「CR Pro CH ポータブル保温冷蔵庫」
車中泊用に「ポータブル冷蔵庫」を購入し、使用している人も多いと思います。車中泊中の飲食物やお土産を保冷して持ち歩けるのは、とても便利ですよね。
以前はクーラーボックスを使用していた筆者も、この数年ですっかりポータブル冷蔵庫ユーザーに。現在では用途別に3つほどポータブル冷蔵庫を所持しています。
そんな筆者がおすすめするポータブル冷蔵庫は、BougeRVの「CR Pro CH ポータブル冷温庫」です。冷蔵庫として使えるのはもちろん、55度までの保温も可能です。1年を通して便利に使うことができます。
25Lと大容量なので、550mlのペットボトルなら21本、2Lのペットボトルなら5本も入れることができます。
サイズは約56.5(幅)×37.5(高さ)×31.5(奥行)cmと、車内で使いやすく持ち歩きやすい大きさが魅力。消費電力も60W程度と省電力で、静音設計なのもうれしいポイントです。公式ECサイトでの販売価格は4万9980円です。
●夏でも快適に車中泊できる「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」
2024年の夏は、BougeRVの「ポータブルエアコン 1100W/4000BTU」のおかげで、涼しくて快適な車中泊が実現しました。ポータブルエアコンはあまり冷えないのでは? と思う人が多いかもしれません。筆者も使用前は、自身の車両が長め・大きめの商用バンということもあり、「車内の隅々までは冷えないのでは?」と考えていました。
しかし、ポータブルエアコン 1100W/4000BTUを実際に使用してみたところ、車内の温度が下がるのはもちろん、湿度もしっかりと下がり、非常に快適でした。
設置場所から1番遠いベッドの頭部分まで涼しさを感じ、性能の高さを実感。現在では“夏の車中泊の必須アイテム”だと思っています。
ポータブルエアコン 1100W/4000BTUは冷房、急速冷房、送風、睡眠の4つのモードから選択ができ、16~30度まで温度の調整が可能です。睡眠モードは約45dBという静かさと、消費電力250Wの省エネ運転にも対応しています。
涼しく快適に過ごせるポータブルエアコンですが、難点があるとすれば「排気ダクトの設置」と「消費電力の高さ」でしょうか。
使用の際はポータブルエアコンを運転席側に設置し、車内後方を冷やすようにしていましたが、排気ダクトを運転席側の窓から出すためにはちょっとした工夫が必要でした。筆者は窓全面を覆う目隠しをプラダンで自作していたので、その目隠しにダクトの穴をあけて、穴からダクトを通して使用しました。
目隠しがなければ、ダクトの分だけ窓を開けておくか、ポータブルエアコンの前後をカーテンで仕切り、時々ドアを開けて熱気を外に逃す必要があり、その点は少し面倒に感じました。
また、急速冷房モードを頻繁に使用した際には、消費電力の高さも気になりました。
ポータブル電源での使用では一晩持たせることができず、必然的に電源使用可能なRVパークを利用せざるを得ない状況に……。電力が少なく済めば、使用頻度はもっと上がると思いました。公式ECサイトでの販売価格は12万9800円です。
●防災グッズとしても使える「LEDランタン」
最後に紹介するのは、車中泊時の車内ライトとして欠かせない「LEDランタン」です。
筆者の車には、車内にライトが常設されていないため、夜間の明るさを保つためにLEDランタンが必須です。筆者はランタンをいくつか所持していますが、実用面ではBougeRVの「LEDランタン」が最強だと感じています。
本体には1万3400mAhの大容量バッテリーを内蔵し、最長で77時間の連続使用が可能(ヘッドライトを1つ点灯した場合)。1500lm(ルーメン)という高輝度のLEDライトを搭載し、夜間でも車内の隅々まで明るさを保つことができます。
無段階調光機能と3種類の色温度(1600K/2700K/6000K)切替機能があり、使用シーンに合わせて明るさや色味を変更できるのもお気に入りのポイントです。
本体のスタンドを展開することで高さ調節ができ、スタンドライトとして使うこともできます。さらに本体には、USB Type-A出力ポートを備えているので、スマホなど他の電子機器の充電ができます。
しかしソーラー充電には非対応のため、本体へは自宅コンセントやポータブル電源からの充電が必要となります。
「ソーラー充電ができれば、もっと良かった……」とは思いますが、大容量で長時間使用可能、他の電子機器への充電もできるなどの利便性を考慮すると、ソーラー充電非対応なのは仕方ないのかな、と納得しています。
公式ECサイトでの販売価格は1万4980円です。