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前モデルからコスパも向上 新型「iPad mini(A17 Pro)」は何が進化した? 3つのポイントでチェック【2024年11月版】

Fav-Log by ITmedia 2024年11月17日 7時25分

 2024年10月にiPadシリーズの新モデル「iPad mini(A17 Pro)」が発売されました。iPad miniシリーズとしては、2021年9月に発売された「iPad mini(第6世代)」以来となる3年ぶりの新モデルです。

 ここでは、新型iPad miniがどのように進化を遂げたのか、3つのポイントを追ってチェックしていきます。

●Apple Intelligence対応の新世代プロセッサーを搭載

 「iPad mini(A17 Pro)」は製品名称が世代のナンバリングではなく、搭載プロセッサーの名称になっているのがトピック。iPad mini(第6世代)が搭載していた「A15 Bionic」から2世代進んだ「A17 Pro」を搭載しました。

 この「A17 Pro」はiPhoneシリーズだと、2023年秋に発売されたiPhone 15 Proシリーズが搭載していたものと同じ。6コアCPUと5コアGPUを備え、CPU性能は最大30%、グラフィックス性能は最大25%向上しています。

 プロセッサーが刷新された恩恵としては、AAAタイトルのゲームプレイに対応したことや、今後展開されるAppleの生成AI連携のアシスタント機能「Apple Intelligence」に対応したことがポイント。後者については日本語対応が2025年以降の予定です。

 また細かな部分の進化として、通信面で新たに「Wi-Fi 6E」と「Bluetooth 5.3」がサポートされたこともチェックしておきましょう。有線接続についても「USB 3」のUSB Type-Cを新搭載し、転送速度がiPad mini(第6世代)の最大5Gbpsから最大10Gbpsへと倍増しています。

●ストレージ容量が増えた

 iPad mini(第6世代)では、選択できるストレージが64GBと256GBの2種類でしたが、新しいiPad mini(A17 Pro)では128GB、256GB、512GBの3種類から選べるようになりました。

 最小構成を選択してもストレージの細かい管理をせずとも、OSアップデートがしやすくなったのが大きなメリット。先述したような大容量のゲームアプリをダウンロードして遊んだり、種々のコンテンツなどをダウンロードしたりするような運用もしやすくなりました。

 また端末価格が安くなっているのも見逃せません。iPad mini(第6世代)では64GBモデルの8万4800円(税込、以下同)からだったのに対して、iPad mini(A17 Pro)は128GBの7万8800円から。iPadシリーズとしてもお得感のある選択肢になっているでしょう。

●Apple Pencil Proへの対応

 本モデルから新たにApple Pencilシリーズ最上位の「Apple Pencil Pro」をサポートしました。これによりペン軸を握ってパレットを表示する機能や、触覚フィードバック、ホバーなどの機能も使えます。

 一方で、iPad mini(第6世代)で使えていた第2世代Apple Pencilに対応していないことは落とし穴。iPad mini(A17 Pro)を購入する際には、新たにApple Pencil Pro(2万1800円)の購入が必要になるので、ペンとセットで使う場合には留意しておきましょう。

 ちなみに、廉価版の「Apple Pencil(USB-C)」(1万3800円)には対応しているので、先述したような上位ペンの機能やワイヤレス充電が不要という場合には、こちらも要検討です。

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