ワークマンの隠れた名品とも言える、2021年の春夏シーズンに登場したスクエアデザインの「スクエアボディバッグ」。シンプル・イズ・ベストな製品で、筆者は3年以上愛用しています。現行品は、1900円(税込み、以下同)で販売されている「ベーシックボディバッグ」です。
●500mlのペットボトルが3本入る収納力
筆者が本製品を購入したのは2021年3月。当時の購入価格は1500円でした。財布や免許証入れ、名刺ケース、モバイルバッテリー、そしてミラーレス一眼カメラなどをひとまとめにできるコンパクトなバッグが欲しかったので、リリースされたタイミングですぐに入手しました。
メイン収納部とサブ収納部が各1つというシンプルな設計で、メイン収納部の内部には大きめのメッシュポケットが1つ、サブ収納部にはファスナー付きの小型ポケットが2つ備わっています。表地には、耐摩耗性に優れるコーデュラファブリック(ナイロン)を使用しています。
容量は約5L。カタログには500mlのペットボトルが2本入ると書かれていました。しかし、実際には3本が余裕で入ってしまいます。
また、筆者が所有しているミラーレス一眼カメラはソニーの「α6400」で、18-135mmの純正レンズを装着した状態でこのバッグに入ります。暑い日にはフェイスタオルやケース入りのサングラスも、やや無理やりですがまとめて収納することができました。
●3年使い込んでも破れない&ほつれなし!
メイン収納部、サブ収納部ともに開口部にはダブルファスナーが使われており、さらにフラップがないため、利き手に関係なく開閉操作や物の出し入れがスムーズに行えます。
ベルトの幅は38mmと太く、収納物が重くても荷重が適度に分散されるので、肩や腰への負担が少ないのも魅力。ベルトを使わないときは、本体の裏面にあるスリットに収納できます。
近所への買い物やバイク・自転車に乗るシーン、長期旅行など、ありとあらゆる場面でこのバッグを使ってきました。気が付けばネイビーだったバッグはだいぶ色あせ、購入当時の写真と見比べて驚くばかりです。
しかしこれだけ使い込んでも、生地の一部が破れたり、縫製がほつれたり、ファスナーが壊れたりしていないので、買いかえる理由が見つからないのです。
●1900円の現行品はファスナーにYKKのタフジッパーを採用
スクエアボディバッグは2024年に初のマイナーチェンジが実施され、名前が「ベーシックボディバッグ」に変わりました。主な変更点は、すべてのファスナーがYKKのタフジッパーにアップデートされたことです。
そのほか、表地のコーデュラファブリックはナイロンからポリエステルに変更されていますが、容量は旧モデルと共通です。価格は1500円から1900円にアップしましたが、それでもなおコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
●次に狙うは耐切創生地を使用した新モデル
ワークマンのボディバッグに心底ほれた筆者が次に狙っているのが、この11月に発売された「アンブレテックスボディバッグ」。販売価格は3500円です。外寸サイズはベーシックボディバッグと少し異なりますが、基本的な仕様は共通です。
表地は耐切創レベルA(EN規格)をクリアしており、刃物による切断および摩耗に強いです。また、耐水圧1万mmH20という防水性も備えており、しかも本体のファスナーは止水タイプですので、高い防水性が期待できます。
ベーシックボディバッグよりも価格は高いですが、耐久性にこだわっている分さらに長く愛用できそうです。